BACKSTAGE 2016「海外テクノロジーイベントの最新トレンドを見通す」

8月30日、虎ノ門ヒルズで開催されたBACKSTAGE 2016

関連サイト
BACKSTAGE 2016

この中で開催されたセッション「海外テクノロジーイベントの最新トレンドを見通す〜アメリカ、ヨーロッパ、アジア〜これからの潮流とは?」のレポートを紹介します。

世界の大型イベントに精通するパネリストたちから、イベントの見どころや魅力、今後の潮流などについて、以下の4名にお話いただきます。





北米の有力イベントマップ

最初に、電通 中嶋文彦氏からの北米の有力イベントのマップです。縦軸が「ベンチャー向け/企業向け」、横軸が「テーマ特化型/総合型」でマッピングされています。代表的な海外テクノロジーイベントをピックアップしただけでもこれだけあります。






SXSWについて

SXSW日本事務局パートナーでもある未来予報研究会の曽我浩太郎氏、宮川麻衣子氏にSXSWについてお話をいただきます。





現在、10日間でのべ10万人、約380億円の経済効果を生む、世界最大級のビジネスフェスティバルとなったSXSWの発祥は音楽でした。



3人のマネージャーが自分たちのミュージシャンをどうやって売るかの勉強会のようなものからスタートしたそうです。最近では扱う領域がファッションやゲームにまで派生しており、最新のトレンドではVRを扱うコーナーもあります。



SXSWはコミュニティも魅力的で、学生や高齢の方までがボランティアとして手伝いをしていて、スタッフTシャツを着ながらセッションに参加して勉強をしている風景も見られるそうです。



日本からの参加者も毎年約1.5倍のペースで増えており、急速に注目を集めるイベントとなりました。






諸外国の注目イベントについて

諸外国の注目イベントについて株式会社THE BRIDGE 池田将氏からお話をいただきます。



日本だとスタートアップは渋谷近辺に集まっているので、イベントやると容易に各社が集まることができるが、アジアはスタートアップが盛り上がっている場所が散っているので、イベントを開催すると集まれるいい機会になるそうです。



中国のイベントはイベント自体は3日間の開催でも、前後でパーティなどを行ってトータルで1週間ほど行っていたりします。



ヨーロッパもアジアも小さい国が集まっている地域なので、パネルディスカッションやるといろいろと国の人たちとなる。ダイバーシティーを生かしながら進行されるので、これが普通だったりします。



イスラム人は世界の20%ほどを占めるので、Eコマースをやってる会社にすると無視できない数です。イスラムの人は食べるものも洋服も私たちとは違ったりするので、そういう人たちの話す話は日本でなかなか聞けない話になる。これらがビジネスチャンスになるかもしれません。



ヨーロッパのイベントも盛り上がっていて、最近はヨーロッパからアジアに進出するスタートアップが増えつつあります。







国際イベントに登壇するためには

続いて、日本から国際イベントに登壇するためにはどうすればいいのでしょうか。曽我氏にお話をいただきました。



SXSWでは、誰でも参加することのできる「PanelPicker」という機会があります。一般投票・スタッフ投票などの結果からセッションが選ばれるそうです。誰でも応募できる透明性と公平性があるので、我こそはという方は応募してみてはいかがでしょうか。

関連サイト
SXSW PanelPicker




今後の展望

最後に今後の展望について、3名に伺いました。



宮川氏

SXSWはテクノロジーに寄った時期がここ3年続いていたのですが、去年くらいからMusic,Film,Interactiveの3ジャンルが混ざったようなコンバージェンスが注目されるようになってきました。色んな要素で人を楽しませたりというのが盛りあってきています。

曽我氏

年々、議論されているものがモノやサービスなどから「概念」になりつつあります。コンテンツとテクノロジーがどのように融合していくのかは注目していきたいとおもいます。

池田氏

THE BRIDGEというメディアを運営していて、メディア運営はオンラインで人を繋ぐことだと思っています。オフラインとしてイベント(THE BRIDGE Fes)をやってみたら、イベントをやるだけでは足りなくて、メディアとイベントの間をつなぐような何かをやっていきたいです。スマホアプリで会場来場者のマッチングをしてみたり、いつでも会えるような環境を作っていくトレンドがあるように思います。

レポートは以上です。



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北構 武憲
北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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