ハイテク快眠アイマスクが寝つきの悪さや寝起きのだるさを解消するしくみ 話題の「ニューローン」(NEUROON)の日本上陸を+Styleが正式発表

ソフトバンクが運営する「プランニング」「クラウドファンディング」「ショッピング」の機能をもったプラットフォーム「+Style」に新しいプロダクトが追加され、その新製品発表会が昨日、東京の二子玉川にある蔦屋家電で開催された。
過去にはIoTや先進のIT機器などが発表、商品化されている。

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8月末までに「+Style」に登録されていたプロジェクトは計42だったが、今回、プランニング分野で2つ、クラウドファンディング分野で4つ、ショッピング分野で3つが追加され、計51となった。

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今回発表されたプロジェクトにはIoTハウスプラン、IoTオフィスプラン、ロボット掃除機 2機種、見守りマルチセンサー、リストバンド型デバイス、スマートロック(施錠)、組立型ドローン、スマートアイマスク等が並んだ。

ロボット関連の製品としては、ロボット型掃除機の新製品が2機種、発表された。
ひとつはマイクロファイバークロスを搭載し、水拭きやモップ掛けに対応したロボット掃除機「I’SENSE」(予価69,800円)。

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もうひとつは見守りカメラ機能付きのロボット掃除機「MAMORU」(Xrobot社製)。掃除機本体前面上部にカメラを搭載し、スマートフォンなどの遠隔操作によって室内の様子やペットなどを確認することができる。

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インテリジェント睡眠用アイマスク

今回、特に興味を感じたのはインテリジェント睡眠用アイマスク「ニューローン」(NEUROON)。
米国では既にリリースされていて、「クラウドファンディングで43万ドルを集めた」ことや「これを使うと一日2時間の睡眠でOKらしい」といったSNSでの話題もあって、既に知っている読者もいるかもしれない、あのアイマスクが本格的に日本に上陸する。(一日2時間の睡眠でOKかどうかはウワサに過ぎない)
発売予定は9月で、価格は35,000円程度を予定している。

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この製品、どのような人にお勧めかと言うと次のような人・・

  • 寝つきが悪い人
  • 睡眠中に何度も目が覚めてしまう人
  • よく寝たはずなのに倦怠感を感じる人
  • 時差ぼけに悩んでいる人、時差ぼけの影響を最小限に抑えたい人
  • シフト勤務などで昼夜逆転の生活をしている人

など。

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睡眠中の脳波と眼球の動き、心拍数、血液の流れ、身体の動き(寝返り)等を計測することができる。その上でレム睡眠なのかノンレム睡眠なのか等、睡眠中はその状況をアイマスクデバイスの中のメモリに記録(ロギング)しておき、起床した後にメモリのデータをスマートフォンに転送する。そのデータを元にスマートフォンのアプリが分析し、各個人に合わせて快適な眠りが得られるように動作する。データが貯まるほど分析の精度が上がり、より快適な睡眠が得られるようになるという。

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睡眠中のレム睡眠、浅睡眠、深睡眠等の時間や経過、心拍数などの詳細がスマートフォンのアプリで確認できる。これらのデータをもとに個々人にとって最適なホルモン分泌等をアイマスクに指示をする

どうやって快適な眠りをコントロールするのか。
具体的にはアイマスクから専用の光を放って、血液中の睡眠ホルモンに働きかけを行うしくみだ。寝つきが悪い人は、眠りに入りやすい光を発して睡眠を促したり、睡眠中に何度も目が覚めてしまう人にはぐっすりと眠れるようにプログラムによって誘引を試みるという。

LEDはまぶたの位置に設置されていて、様々な色に変化させることができる。例えば、青い光を放つことで朝であることを身体が感じる。また、徐々に浴びる光の量を増やしていって、アラームによって目覚めると気持ち良く目覚められるというが、これは太陽が昇るのに合わせた身体のリズムに関係する。このようにデバイスが発する光をコントロールすることで気持ち良い睡眠と起床を実現するしくみだ。

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センサーとLEDのモジュールはアイマスクからかんたんにはずすことができる。写真は特別にスマートフォンで光の色を変更してもらっているところ。オレンジ色に発光しているLEDが、まぶたの位置にくるようにアイマスクにセットされる

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アイマスクは柔らかく、センサーモジュールの分の厚みがある。額の位置に脳波などを読み取るセンサーがあたるように設計されている。

時差ぼけの抑制についてはどこからどこにいつ移動するかのスケジュールを入力すると、時差を計算して数日前から睡眠のリズムを調整したり、睡眠中のホルモンを調整して時差ボケが少なくなるようアシストする。簡単な例では数日前より睡眠中に光があたる時間帯を徐々にずらしていくなどが行われる。

睡眠時にはまぶたを閉じているため、直接的に光の色を感じることはないが、このような光の色はホルモンの分泌に関連することのエビデンスは取れているようだ。これはスタンフォード大学で実証実験が行われ、光のスペクトラムはホルモンに影響を与え、睡眠の深さに関連するという結果が出ていると言う。

なお、短時間でも効果的な睡眠がとれるのも特色のひとつだ。スマートフォンからメニューを選択することで、睡眠時間や現在の健康状態に応じた最適な光などで睡眠に誘引してくれる。また、起きる時間をセットすると振動して知らせてくれるので、寝過ごす心配もいらない。
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何分眠るか、どんな体調状態か、いわばどんな眠りをしたいかをメニューから指定できる

「ニューローン」ではスマートフォンと連携してデータ集計や最適化の設定が可能だ。データが蓄積し、それを分析することによってより精度の高い睡眠効果が実現できるとされている。人生の1/3近くは睡眠時間だ。有意義に使えるものならそう変えたいし、エビデンスが得られている製品なら使ってみたいと感じた。

ところでこの製品とは別の話だが、ヘルスケア製品と連携した端末(エッジ)としてロボットの活用方法を一部の企業が模索している。ロボットが近い将来、信頼のおけるエージェントとなった場合は、健康的な生活を送るための睡眠をアドバイスしたり、睡眠器具を制御してくれるようになると面白いのではないか。

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ロボスタ編集部
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