英語学習ロボット「Musio」の記者発表会にりゅうちぇるが登場! 「持って帰ってペコと英語勉強したい」
11月25日(金)、東京・二子玉川の蔦屋家電にて、Musioの記者発表会が行われた。スペシャルゲストとして、タレントのりゅうちぇるが登場。Musioの感想を「すごく良い、持って帰りたい!」と語った。
Musioは、アメリカの人工知能企業・AKAが開発を行う英語学習用ロボット。ネイティブな英語を喋ることができるため、日本の家庭に外国人がホームステイに来たような感覚でロボットを招き入れることができる。Musioとの英会話学習は会話に基づく。そのため、その場に応じたより自然な英語力が身につくという。もっとスキルをつけたいという人たちに対しては、Musioの専用教材を用いることで、物語の読み聞かせや、単語の習得も行うことができる。
元々は海外のクラウドファンディングサイトを通じて、発売をしていたが、購入者の半数以上が日本人だったことや、アトムやドラえもんといったアニメの影響でロボットに対する愛着を持っている日本向けの展開を本格化した。
記者会見には、タレントのりゅうちぇるが登場。りゅうちぇるは、ちびっこりゅうちぇるらと共に、Musioを体験した。りゅうちぇるは英語について「僕はクオーターだから、アメリカ語は聞いていたんですが、喋るのは苦手。英語の成績は5段階評価で2だった」と語った。
そのりゅうちぇるも、Musioの体験をしてみると「これ欲しいです。本当に良いですね」と感想を語り、「持ち帰ってペコと一緒に勉強したい」と続けた。
今回の発表会では、AKAと共にMusioを盛り上げていくパートナーの3社が登壇した。1社目は、アジア圏の英語教育を支援することを目的に昨年設立された、グローバルビジョンの田中氏。グローバルビジョンは、現在の日本の英語教育の問題と共に、文部科学省が推進している改革プランにおいて、英語が大きな比重を占めていることを語った。2020年度には大学の受験英語に、スピーキングが加わるという。2018年度には小学3年から6年でも英語の授業がスタートし、翌年からは中学の英語の授業はすべて英語で行われるようになるという。
世界水準で見ても日本の英語力のレベルは低く、その原因として、田中氏は「英語の授業でコミュニケーションをとることがない」という点を挙げた。その意味では、Musioが家庭の中で自由に会話の中で勉強ができるというのは、英語学習方法として非常にすぐれているという。同社は現在、関西地域を中心に、大学や中学校などと連携をして、Musioを使った実証実験を進めている。
続いて登壇したのは、学研プラス パートナー企画室長の谷口氏。学研プラスでは、Musioの教材を作ることで、Musioの英語学習の効果を上げることをサポートしたいと語った。
またMusioの流通部分は、ソフトバンクグループのソフトバンクC&Sが引き受ける。ソフトバンクC&S 取締役の倉光氏は、「ソフトバンクというとPepperというイメージが強いかもしれませんが、私たちは流通事業なので、取り扱うことができるロボット・IoT製品はすべて取り扱うというスタンスです」と語った。そして、Musioについては、「素晴らしい商品だと感じている」と述べ、今年同社が4回行った期間限定のロボットショップの中で、アンケート調査の結果Musioが一番人気だったことを明かした。
Musioは人工知能によってユーザーの感情を把握し、言葉を理解する中で、友達になっていくことを目指している。AKAは、強力なパートナーたちと共に2020年のオリンピックの年までに100万台の販売を行っていく予定だ。
英語教育市場の拡大のタイミングと、ロボットやAIが注目される絶好のタイミングで市場に投下されるMusio。市場を牽引するロボットになれるかどうかは、Musioを使っているユーザーの良い口コミを作ることができるかどうかにかかっていそうだ。
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