グリッドは、「ReNom Power」を活用し、関西電力向けの揚水・揚発計画最適化システムの本開発を開始したと発表した。
再生可能エネルギーの導入拡大が進む中、時間帯による需給の偏りが増大し、電力市場価格の変動も大きくなっている。
揚水発電は、電力が安価な時間帯に水を汲み上げ、高価な時間帯に発電することで、市場の安定化に貢献することが期待されている。
ReNom Powerで揚水・発電の稼働を最適化
今回開発するシステムでは、「ReNom Power」を用いて揚水と発電の稼働を最適化し、運用計画を策定する。
あわせて、「充電した分だけ放電」するという一貫した入札方式を採用することで、運用との整合性を高める設計となっている。
本開発に先駆けて実施したPoC(概念実証)では、主要機能の検証を完了し、想定市況に応じた運用計画および入札設計の妥当性が確認された。
本システムの導入により、変動性再生可能エネルギーの出力が高まる時間帯に揚水を行い、需要が高い時間帯に発電することで、エリア全体における再生可能エネルギーの有効利用促進が見込まれる。
2026年秋頃の完成を目指し機能実装を推進
今後は、PoCで得られた知見を踏まえ、本開発において運用上必要な制約条件を拡充し、実運用に耐える機能の実装を進める。2026年秋頃の完成を目指す方針だ。