ピムト株式会社は、移動型無人販売ロボット「PIMT-0(ピムト)」のサービスを開始した。
同社はパナソニック ホールディングス株式会社における事業検証を経て、2026年1月に独立創業。最初の実用運用を2026年4月6日(日)10時より成田国際空港 第1ターミナル保安検査後(国際線)エリアにて開始した。一元化された販売・販促・管理アプリを備えた遠隔操作型小型車による無人販売ロボットの継続的な実用運用は、国内でも珍しい取り組みとされる。
成田国際空港での実務運用は、株式会社マッシュアップおよび一般財団法人成田国際空港振興協会が担い、365日の営業体制で稼働する。
人流に合わせて動く「次世代の売り場」
航空機の運航状況によって搭乗ゲート付近の旅客の滞留場所は刻々と変化する。PIMT-0はその時々の人流に合わせて最適な場所へ売り場を移動できるため、旅客が広い空港内を移動する負担を軽減できる。
また、ユニークな購買体験や新たなフォトスポットを提供することで旅客を楽しませる効果も期待される。空港に限らず、商業施設やレジャー施設においても、従来は店舗を構えることが難しかったエリアを確実な収益源へと変えるソリューションとして機能する。
実証実験の知見を活かした商品ラインナップ
2025年に実施した過去3回の実証実験では、成田国際空港内での旅客の滞留ポイントを予測し、最適な場所へロボットを配置してグッズや食品を販売した。その中で最も多くの旅客に購入された株式会社タカラトミーアーツのぬいぐるみCharacter Bakery『Nuiパン』シリーズを、4月からの実用運用でも引き続き販売する。
機体には遠くからでも視認できるポップなデコレーションを施し、視覚的にも楽しめる特別仕様となっている。商品と筐体デザインの両面から、訪日外国人を含む利用者が出発直前まで日本のカルチャーとショッピングを楽しめる体験を提供する。
トータル支援体制と社会課題への貢献
ピムトは「Marketing(売り物づくり)」「Creative(売り棚づくり)」「Technology(売り場所づくり)」の3つを柱とした支援体制を構築し、自社によるPIMT-0の導入にとどまらず、他社への導入支援も実施。
IP(知的財産)を保有する企業との連携による限定商品開発、実績豊富なデザイナーによる装飾設計、データ分析に基づく運用戦略の立案など、売り場づくりをワンストップで支援する体制を整えている。
同社は、空港・駅・商業施設・レジャー施設・ホテル・工場・自治体などのロケーションマネージャーの収益性や顧客満足の最大化を支援するとともに、オーバーツーリズムの弊害解消、遠隔就労や福祉的雇用の創出、地域の賑わい創出、買い物難民の救済といった社会課題の解決を、持続可能な形で実現することを目指している。