ロボットバンク株式会社は、中国のロボットメーカーLimX Dynamicsが開発する次世代ロボットシリーズ「TRON1」「TRON2」「Oli」の国内展開を開始した。
研究・教育用途から産業応用、フルサイズ人型ロボットまでをカバーする3機種を軸に、同社は人型ロボット分野への本格参入を果たす。
3機種それぞれの役割と特徴
TRON1
マルチモーダル二足歩行ロボットで、Point Foot・Sole Foot・Wheel Footの3種類の足先モジュールに対応する。1台で複数の移動形態を検証できる設計で、大学・高専・研究機関での二足歩行制御アルゴリズム検証や強化学習・Sim-to-Real研究、AIロボティクス教育への活用が想定されている。

TRON2
上半身マニピュレーションと下半身全地形移動を組み合わせたマルチフォーム具身ロボットだ。不整地移動や段差乗り越えに対応する下半身ユニットと、双腕作業・VLA・遠隔操作に対応する上半身ユニットを備え、製造・物流・点検・危険区域での作業支援を主な用途として想定する。

Oli
身長165cm・重量55kgのフルサイズ・ヒューマノイドロボットで、全身自由度・複数センサー融合・モジュール設計を特徴とする。工場内点検、物流・倉庫での作業支援、商業施設での案内、教育・研究機関での活用に加え、将来的な生活支援・ヘルスケア領域への展開も視野に入れている。

単なる製品販売を超えたエコシステム戦略
同社は今回の国内展開を、製品販売にとどまらない「ヒューマノイド・エコシステム構築への第一歩」と位置付けている。
ロボット本体・AIモデル・制御技術・アプリケーション開発・現場導入支援・保守運用を一貫して提供し、国内市場におけるヒューマノイドロボット社会実装のハブとなることを目指す姿勢だ。
支援領域は、用途開発・業務シナリオ設計、実証実験・PoCの企画支援、VLA・音声対話・画像認識などのAIモデル連携、ロボット制御・アプリケーションの二次開発、既存業務システムとの連携など多岐にわたる。
少子高齢化による労働力不足や現場作業の高度化が加速する国内において、人間の生活空間に適応できる人型ロボットの需要は急速に高まっている。
ロボットバンクは、これまでのサービスロボット事業で培った現場導入・運用支援の知見を活かし、ロボットメーカー・AI企業・SIer・大学・研究機関との協業を推進しながら、国内市場に適したヒューマノイド活用モデルの共創を進めていく方針だ。
ロボスタ・オンラインセミナー情報
アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る
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同グループの実績は、清掃ロボットを中心に導入企業7,000社以上、累計出荷台数は22,000台以上にのぼり、急成長を遂げています。
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ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」
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本セミナー「ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」では、製造業向けに先端技術の橋渡しを行うトロン株式会社の和嶋社長を迎え、フィジカルAIやヒューマノイド時代の自動化の最前線を解説します。
「ヒューマノイド導入には何が必要なのか」「なぜ今デジタルツインが重要なのか」「これから日本企業はどう対応すべきか」など、いま製造・物流業が直面する重要テーマについて掘り下げます。

さらに、今話題のヒューマノイドに対する同社のアプローチや、実用化に向けた現状と可能性についても解説していただきます。
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