NRIと成田空港、無人ロボットによるお土産販売を実証実験 10/10~12/15

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株式会社野村総合研究所(以下、NRI)と成田国際空港株式会社(以下、NAA)は、2025年10月10日(金)から12月15日(月)にかけて、成田空港第3ターミナルの国内線エリアにて無人販売ロボットシステム「Pickru Store」(以下、「ピックルストア」)の実証実験を共同で実施する。


システムの仕組みと販売対象

同システムでは、利用者が店舗前のタッチパネルで商品を選択し決済すると、移動するロボットが商品をピックアップし、受け渡しボックスまで届ける仕組みを採用した。販売対象は菓子類で、導入場所は第3ターミナルサテライト2階、保安検査後の国内線エリア173番ゲート付近となる。




実施期間と運用条件

・実施期間:2025年10月10日(金)から12月15日(月)
・営業時間:10:00から18:00
・決済:クレジットカードおよびQRコード決済などのキャッシュレス方式に対応

NRIは日本における深刻な人手不足問題の解決策の一つとして、ロボットシステムの開発とサービス提供に関する実践的なノウハウ蓄積を目指す。一方、NAAは人手不足に伴う業務効率化が課題となるなか、他社との共創によるイノベーションに挑戦し、新たな旅客体験価値の創出を目指している。

今回の取組みでは、ニーズの高いお土産の菓子を搭乗ゲート付近で販売することで、利用者の満足度向上と利便性改善を図る狙いがある。


技術的特徴

「ピックルストア」はNRIが開発した常設店舗型の無人販売システムであり、店舗前の注文画面での選択・決済後、移動型ロボットが指定棚から商品を取り出して受け渡しボックスに届ける仕組みだ。ロボットは市販のパーツと制御システムを独自に組み合わせて制作されている。


《杉田 大樹》

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