ハウステンボス株式会社とインテル・コーポレーション、株式会社hapi-robo stは、「インテルShooting Star ドローン・ライトショー」を7月22日から8月5日まで開催することを発表し、記者向けの説明会を6月23日開催した。同ショーは日本で初めての開催となる。
「インテルShooting Star ドローン・ライトショー」はこれまでにオーストラリア、ドイツ、オーストリア、メキシコ、シンガポール、アメリカ等で100回以上開催されてきた。ドローン・ライトショー・システムを手がけるインテル コーポレーション、独自性の高いコンテンツを提供するハウステンボス、並びに今回の総合プロデュースを行うハピロボの3社の協力により、インテルのShooting Star ドローン・ライトショーが日本で初めて実現する。300機の機体が音楽に合わせ、様々なシーンや3Dアニメーションで飛行する世界最先端のショーだ。
同ショーで使用されるドローン「インテル Shooting Star」は、新しいタイプのUAV(無人航空機)で、フェスティバルやイベントなどで活用されるためのエンターテイメントに特化したデザインがされている。安全性を重視して設計され、実装されているLEDライトにより、40億ものカラー・コンビネーションを実現できるほか、あらゆるアニメーションにも簡単に対応できるという。
Shooting Starの重さは約320グラムで、筐体は適応性のあるプラスチックと発泡体でできており、プロペラは保護ケージに包まれている。サイズは387mm × 387mm × 76mmのクアッドコプターで、ローターの直径は約15cm、光のショーを行うためにLEDは40億色を表示可能だ。光のショーにおける対気速度は3m/秒、各ドローン間の最小必要距離は1.5mだという。
これら数百機のドローンの飛行は、なんと一人のパイロットによるコントロールできるようだ。インテルは、2015年に、最も多くの無人航空機(UAV)を同時に空中に浮かべたことで、ギネス世界記録を達成した。2016年には、その記録を自ら更新している。
一方、ハウステンボスは、2015年7月にロボットがメインスタッフとして働く変なホテルの開業を皮切りに、最先端テクノロジーを体感して楽しめる「ロボットの館」や店長と料理長がロボットの変なレストランなどロボットの活用を加速させている。
続いて登壇したハウステンボスのCTOであり、ハピロボのCEOである富田氏は、今回のショーで使うようなドローンを「当初は自社開発するつもりだったが、道のりは険しかった」と語り、このインテルのドローンショーを見たときに、すぐにでもハウステンボスで行いたいと考えた、と話した。
「世界一のドローンショーを日本で見せたい。世界中で100回以上やっているにも関わらず日本では実現されていない。それを日本人の皆様に見せたい。ぜひ見ていただきたい。「Shooting Star」は流れ星のようなもの。それを見て、みんなで幸せを願いましょう。」と富田氏。
最後にハウステンボスの代表取締役社長 澤田秀雄氏が登壇。テーマパークにおけるハウステンボスの優位性について語った。
「ハウステンボスはモナコの広さがある私有地。それが大切です。セグウェイにも乗れる、ロボットを動かせる。僕らが判断すればすぐに実行できる。そんな新しいテクノロジーを使ったテーマパークです。日本初のドローンショーに期待しています。ドローンショーのタイミングで花火も打ち上げる。ドローンショーと日本古来の花火を一緒に打ち上げることで、感動的な素晴らしいものをぜひ見ていただきたい。」
ドローンは雨や強風に弱いため、開催期間中も、雨が降ったり、強風が吹いたりすれば中止になるという。ショーの時間は10分以内。澤田氏によれば、今回のショーを実施するための金額は「花火よりも少し高かった」と語った。
開催は7月22日(土)から8月5日(土)。このショーは、ハウステンボスのハーバーエリアにて行われる。
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