人工知能による運行サービス、自動運転サービスで衝突事故件数を37%減「NAUTO」(ナウト)【ソフトバンクワールド基調講演】

「現在、クルマのリソースは99%が無駄に使われている」

ソフトバンクワールド初日、ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役会長 兼 社長 孫 正義氏が10名の企業リーダーたちを集めた基調公演を行った。そのうちのひとりが、ソフトバンクグループに新たに加わった外国企業、自動運転や自動運行サービスを提供する「NAUTO」(ナウト)のCEOのStefan Hech氏だ。冒頭の言葉はStefan氏によるもの。

NAUTO社のCEO Stefan Hech氏

孫正義氏は「いずれやってくるであろう自動運転の技術が、事故のない世界を我々にもたらしていくれるだろう」と語り、ありとあらゆる事故をなくすためには「AIによる分析や予測」が鍵となってくるがそのためには「ビッグデータの蓄積」が重要だとして、それを実践しているのがNAUTOだと言う。
NAUTOはAndroidの父と言われているアンディルービン氏がインキュベートし、ソフトバンクが大株主となってグループ傘下に収めた会社だ。

孫正義氏に紹介されて登壇した前述のStefan氏は日本語で聴衆に挨拶したあと「クルマは高い、安全ではない、駐車場がみつからない、とさまざまな問題を抱えている。安全面では年間120万人が世界中で交通事故の犠牲になっています。25〜50歳で限定するとガンよりも死亡者は多いと言えます。更に無駄。ほとんどの時間が使われずに家のガレージに駐められているだけ、これらの問題をディープラーニングやAI関連技術を使って解決しようというのが私達です」と語った。


更に「ほとんどの時間が使われていないクルマを、多くの人と共有することによって社会はもっと効率的になりますが、今の状態でも運転の向上によって、事故の発生件数は3/4になると考えています。どこに渋滞があって、どのように運用すればよいかをビッグデータから解析するNAUTOシステムを活用することによって、約10〜20%が効率化できると私達は考えています」と続けた。


例えば、クルマに小型カメラを2方向に設置する。社外モニタと社内モニタの両方を確認し、外部からの事故要因を検知するとともに、ドライバー席の状況も監視し、スマートフォンなどのよそ見運転や、眠気を感じていると感知したらAIが即座に知らせるツールなどでも大きな効果が出ると言う。


■自動運転の動画

「自律運転を実践するためのビッグデータの集積はセンサーを取り付けるだけです。しかし、精度を上げるには何千億マイルもの走行に関わる情報が必要です。トヨタも我々と連携してくれています。」
事故のない自動運転の世界の実現に向けて、ビッグデータの集積が進められている。

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ロボスタ編集部
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