【動画あり】攻殻機動隊S.A.Cから飛び出してきたような可愛い「1/8タチコマ」と高島屋「ロボティクススタジオ」で会話してきた

オープンした新宿高島屋の「ロボティクススタジオ」に「1/8タチコマ」をじっくり見ることができた。更に会話も体験してきた。

これが「1/8タチコマ」


タチコマと「1/8タチコマ」ってなに

「タチコマ」はSFアニメ「攻殻機動隊S.A.C」に登場するAIを搭載した多脚戦車のキャラクターだ。これをCerevo社がアニメ制作で使用した3Dデータを元に1/8のサイズで再現し、ロボット・トーイとして誕生させた。スマートフォンでラジコンのように移動したり、動きを操作、自然な会話ができる。

本体サイズはW352×H249×D391mm、重量は1.5kg



「1/8タチコマ」は会話して知識を「並列化」していく

「1/8タチコマ」は前述のように会話ができて家族の一員になることができるロボットだ。作中のセリフやオリジナルボイスを600種類以上搭載している。
学習機能があり、更に「並列化」という少し特徴的なものがある。まずタチコマにモノを見せて、名前や特徴を覚えさせることができる。その情報はクラウドで処理され、このタチコマの知識となる。ここからが「並列化」、クラウドに送られたその知識は他のタチコマの知識として共有されるのだ。例えば、1台のタチコマがレモンを覚えて、それは果物であり、黄色くて、酸っぱいものだと学習すれば、その知識はすべてのタチコマで共有されるようになる。
今回の動画でも、担当者の方が「スマートフォン」を見せてタチコマに「これはなに?」と聞くと「電子機器だね」と答えるひと幕がある。

目のような部分に小さな穴が3つあいているが、上の穴がカメラ

もちろんこの仕様には危険が伴う。嘘を教えたり、悪意を持ってタチコマに知識を与えると、それがすべてのタチコマで共有される事態になるからだ。それを防止するために嘘や悪意のある学習が行われていないかはスタッフがチェックを行っている。

劇中のタチコマでは、後ろにあるポッドには人が乗れる。少佐は結構、すごい格好でここに収まっている、1/8タチコマにはもちろん乗れない

スペシャルエディションは本体のバンパーや砲身部分、写真の手首のカバー等にアルミ削り出し素材が使われている

可愛くてリアルなこのタチコマ、価格は157,400円(税別)、本体のバンパーや砲身部分にアルミ削り出し部品を使ったスペシャルエディションが177,400円(税別)だ。圧倒的にスペシャルエディションの注文が多いと言う。
実際に見て、会話するとますます欲しくなる「1/8タチコマ」だが、人気のため生産が追いついていないようで、購入しても入手するまで時間がかかる可能性があるので、購入時には納期の目安を確認して欲しい。


わずかな時間ではあったが、タチコマとの会話には胸が躍った。
こんな貴重な体験ができて、高島屋の「ロボティクススタジオ」にこっそりと感謝した。

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ロボスタ編集部

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