株式会社ジャストシステムは、『人工知能(AI)&ロボット 月次定点調査(2017年12月度)』の結果を発表した。今回は「AI」という言葉が購買に与える影響や、ホテルや旅行関連、動物や自然関連の各職業についての設問となっている。
調査結果の概要
アンケートによると、4人に1人が「サービスの名称に『AI』や『人工知能』という言葉が含まれると、購入してみたいと思う」と回答した。また、将来的にAIに置きかわる職業は「気象予報士」との回答が7割以上だった。逆に、AIに置き換わってほしくない職業として「ウエディングプランナー」があげられた。
4人に1人が、商品やサービス名に「AIと付いていると、購入してみたい」
「商品やサービスの名称に『AI』や『人工知能』という言葉が含まれると、購入してみたいと思う」人は24.5%(「あてはまる」と答えた人4.2%、「ややあてはまる」と答えた人20.3%)。また、「商品やサービスの名称に『AI』や『人工知能』という言葉があると、より興味がわく」と答えた人は、32.6%(「あてはまる」と答えた人6.3%、「ややあてはまる」と答えた人26.3%)だった。このことより、商品名やサービス名に「AI」「人工知能」と入っていると、惹かれる人もいるといえる。
一方で大半を占めるとは言えない結果だった。
7割以上が、「将来、気象予報士はAIに置きかわる」
気象予報士やフラワーコーディネーター、ペットショップ店員など、自然や動物に関する職業について、将来、AIに置きかわると思うかを聞いたところ、「気象予報士」については71.5%、「フラワーコーディネーター」は41.7%、「ペットショップ店員」は40.0%の人が「置きかわると思う」(「すべての仕事が置きかわると思う」「すべてではないが、一部の仕事は置きかわると思う」の合計)と回答した。
約4割が「ウエディングプランナーはAIに置きかわってほしくない」
ツアーガイドやウエディングプランナーなど、ホテルや旅行関連の職種の中で、将来、AIに置きかわってほしくないという意見が最も多かったのは「ウエディングプランナー」(43.2%)、次いで「海外ツアーガイド」(39.3%)、「ツアーコンダクター」(37.5%)となった。
約4割が、商品やサービス名に「AIと付いていると、正確性がありそう」
「商品やサービスの名称に『AI』や『人工知能』といった言葉があった場合に、よくわからないが、正確性がありそうだ」と思う人は38.1%(「あてはまる」と答えた人6.5%、「ややあてはまる」人31.6%)であった。
その他、今回の集計データとしてまとめた全79ページの調査結果レポートは、「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページより無料ダウンロードできる。
調査名 :『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査 (2017年12月度)』
調査期間 :2017年12月31日(日)~2018年1月4日(木)
調査対象 :15歳~69歳の男女1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査
質問項目 :
・人工知能(AI)という言葉をどの程度、知っていますか。
・人工知能(AI)を活用したサービスについて、利用状況を教えてください。
・人工知能(AI)を活用した自動運転車に期待していますか。
・医療現場への人工知能(AI)活用に対する考えを教えてください。
・人工知能(AI)を活用した音声アシスタントの利用状況を教えてください。
・人工知能(AI)を活用したスマートスピーカーの認知度を教えてください。
・ホテルや旅行関連の各職業が、将来、人工知能に置きかわるかについて考えを教えてください。
(ホテルスタッフ/ウエディングプランナー/ツアーコンダクター/バスガイド/通訳など、7職種)
・動物や自然関連の各職業が、将来、人工知能に置きかわるかについて考えを教えてください。
(トリマー/獣医師/ブリーダー/調教師/動物飼育員/ペットシッターなど、9職種)
・AIというフレーズが商品やサービスの購入に与える影響を教えてください。