見守りロボット「Kibiro」が自宅学習のスケジュール管理&カメラ機能で先生が確認 FRONTEOコムと学研塾が遠隔学習の実証研究

人工知能を活用したデジタルコミュニケーション事業を展開する株式会社FRONTEOコミュニケーションズは、株式会社学研ホールディングスが運営する「人工知能(AI)の力により、自分に最適な学習内容を学ぶことが可能」な自立型個別学習塾“G-PAPILS”において、見守り支援ロボット「Kibiro(キビロ)」を活用した「家庭学習の促進」に関する実証研究を開始する。


Kibiro 公式サイト
https://www.fronteo-cc.com/kibiro

期間は3月中旬より約1か月間を予定しており、同実証研究の結果を踏まえ、今後の本格展開を検討するとのことだ。



自立型個別学習塾“G-PAPILS”とは

同学習塾は、株式会社学研ホールディングスグループにおいて教室・塾事業を展開する連結子会社、株式会社学研塾ホールディングスが運営している学習塾。

学研の豊富な教材コンテンツとKnewton社のアダプティブ・ラーニング・テクノロジーを連動させることで、学習者一人ひとりに最適な単元と難易度の適正設定を可能にした。

また、取り組んだ課題プリントの正誤情報をもとに、AIが個々の学習者の理解度を分析し、理解度向上のための教材レコメンドを行い、この理解度分析と教材レコメンドを繰り返すことで学習者の現状と目標までの道筋を的確に明示することを実現させる。同時に、これらの情報をもとに、学習メンターが、一人ひとりに合わせた方法で学習管理や生徒のやる気をサポートする仕組みになっている。

自立型個別学習 “G-PAPILS”公式サイト
https://www.g-papils.com




実証研究の具体的な内容

今回の取り組みでは、神戸・博多エリアにある学研グループの学習塾に通う中学1、2年生の一部を対象に、Kibiroを活用して家庭学習の支援・促進を行い、その効果を検証する。

従来、家庭学習を遠隔でサポートするメンターが学習用タブレットアプリの起動状況や電話を掛けて確認していた生徒の学習状況を、Kibiroのコミュニケーション機能や、カメラを使った撮影機能(ストリーミング映像)を活用して、リアルタイムで効率的に把握。ポイントを絞って介入・指導することで「生徒の学習習慣の定着」と「メンターの負荷軽減」の実現を目指す。


【実証研究のポイント】
※クリックで拡大

・予め建てた学習計画をKibiroに設定し、家庭の学習机等に設置。
・学習の予定時刻になると、Kibiroが自動的に学習開始を呼びかけ、生徒に着席を促す。メンターは、塾内からストリーミング映像で、担当生徒が着席し学習を開始したかを確認。
・生徒はメンターがKibiroを通じて見守っている安心感や緊張感の中で、集中して課題に取り組む。メンターに相談したい場合は、Kibiroに向かって専用の合言葉を話すと相互コミュニケーションモードに。
・メンターは、生徒の状況をストリーミング映像や、チャットで把握。担当する生徒が複数いても、サポートが必要な生徒やタイミングを適宜判断し、効果的なサポートが可能。


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ロボスタ編集部

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