国内「スマートスピーカー」の認知率が一気にアップ、2017年後半で43.5%から70.9%に!既に所有と回答は5.4%

株式会社ジャストシステムが運営する「Marketing Research Camp」では、2017年6月から毎月1回、全国の15歳から69歳の男女1,100名を対象に『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査』を実施しており、今回、『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査 2017年総集編』として2017年6月から12月までの調査データをまとめて分析し直した内容を発表した



調査結果の概要

今回、注目すべき結果はスマートスピーカーの認知率だ。

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AIを活用して、音声操作により人の呼びかけへの回答や、必要な処理を行える「スマートスピーカー」。

2017年6月度調査時の「スマートスピーカー」認知率は43.5%だったが、Google HomeやAmazon Echoなどの国内販売開始もあり、12月度調査では70.9%と30ポイント近く増加した。
また、12月の調査では5.4%が既に購入していると回答した。しかし、その一方で「興味はあるが購入は検討していない」が27%と比較的高い数字を示している点に注目したい。

ほかに「AI家電」についてもアンケートを実施しており、14.6%の人が「AI家電をぜひ購入したい」、31.4%が「AI家電に興味があり、購入を検討したい」と回答し、半数近くの人に購入意欲があることがわかった。



2017年の年間&トレンドトピックス

2017年、人工知能(AI)&ロボット関連分野における主なトピックスは下記のとおり。

■ 「AIはどんなことができるか説明できる」人は増加傾向
■ スマートスピーカーの認知率は、ここ半年で約6割増加
■ 医療分野で「将来、AIに置き換わると思う職業は、医療事務」
■ 教育分野で「AIに置き換わらないと思う職種は、保育士」が最多
■ 6割以上が、「歌舞伎役者はAIに置き換わらない」
■ 約7割が、「AIやロボットについて法律による規制を検討すべき」
■ 人材採用におけるAI活用に期待している人は、41.8%
■ 約半数が、「AI家電を購入する意欲がある」
■ 「毎日、AI音声アシスタントを利用する」人は、7.3%

その他、AIの認知率などの基礎データから、AI家電やスマートスピーカーに対する購入意欲といったトレンドの実態、AIやロボットを活用した商品やサービスに関する調査データをすべて収録した509ページのレポートを、自主調査レポートページ(https://marketing-rc.com/report/)から、無料でダウンロードできる。

【調査の実施概要】
調査名:『人工知能(AI)&ロボット月次定点調査 2017年総集編』
調査期間 :2017年6月~2017年12月の間、毎月1回実施
調査対象 :15歳~69歳の男女1,100名
質問項目 :
・「人工知能(AI)」という言葉について、あなたの状況にあてはまるものをお選びください。
・「スマートスピーカー」について、あなたの状況にあてはまるものをお選びください。
(「スマートスピーカー」の購入を検討している/「スマートスピーカー」に興味はあるが購入は検討していない/「スマートスピーカー」を知っているが興味はない/「スマートスピーカー」のことは知らない/よくわからない)
・【医療編】以下の職業が将来「人工知能(AI)」や「ロボット」に置きかわるかどうかについて、あなたのお考えにあてはまるものをお選びください。  
・【公務員編】以下の職業が将来「人工知能(AI)」や「ロボット」に置きかわるかどうかについて、あなたのお考えにあてはまるものをお選びください。
・【芸能編】以下の職業が将来「人工知能(AI)」や「ロボット」に置きかわるかどうかについて、あなたのお考えにあてはまるものをお選びください。
・2017年1月に、EUにおいて「人工知能(AI)」や「ロボット」について法整備を進める方針が発表されました。「人工知能(AI)」や「ロボット」の法規制についてもさまざま考え方があります。この「法規制」について、あなたの考えに最も近いものをお選びください。
・企業の人材採用における人工知能(AI)の活用について、あなたのお考えに最も近いものをお選びください。
・「AI家電」について、あなたの状況にあてはまるものをお選びください。
・「AI音声アシスタント」を利用する頻度について、あてはまるものをお選びください。

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ロボスタ編集部

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