アトラクション企画制作を手がけるcuriosity(キュリオシティ)株式会社は、キャラクターロボットのオーダーメイドサービス「Chararoid(キャラロイド)」を開始したことを発表した。
「アニメーションの世界を現実に存在させる」ことをコンセプトとし、CGデザイナーがロボットの外装デザインを、動きの制御には自社開発のアトラクション演出用ソフトを使用するなど、細部にこだわった仕様でオーダーメイドロボット制作事業をサービス化。
2018年5月9日(水)〜5月11日(金) に開催される」第7回 IoT/M2M展」の西8-42、株式会社MTMシステムズブースにて実物展示を予定している。なお、同サービスは株式会社MTMシステムズと共同開発されている。
内部構造と部品の共通化で、低コストを実現
キャラロイドは、一般的なキャラクター体型で設計済みのフレームと部品を使用している。外装を様々なキャラクターに変更し、ソフトを入れ替える仕様にすることで、制作コストと納期を従来のキャラクターロボット制作の半分に抑えることを可能にしているようだ。
ロボットはタブレットと連動し、映像表示やタッチパネル操作によるコミュニケーションができるほか、音声認識機能も備えているため、ロボットとの会話を楽しむこともできる。
受付用のタブレット画面、音声認識による会話フローはすでに組込み済。別のキャラクターロボットの場合でも転用可能だ。
コミュニケーションの流れは自社開発のアトラクション用ソフトウェアによりタイムラインで管理されており、細かい動作を事前確認できるほか、BGMやサイネージ、プロジェクションマッピングなどとの連動も対応可能。プログラミング不要で会話フローを作成することができる。
瞳に小型ディスプレイをはめ込んでいることで、従来のロボットでは表現が難しかった、キラキラの目や怒った目、ジト目などのアニメーション的な表現を可能にしています。顔全面がディズプレイになっているケースは多いが、目だけが小型ディスプレイなのは珍しい設計と言えるだろう。
そしてCGデザイナーがキャラクターデザインと挙動を担当することで、いきいきとしたキャラクター表現を追求。また声も、ロボットの合成音声だけでなく、キャラクターにあった声優を手配し、よりキャラクターらしい声で喋らせることができるという。
本サービスの展示は明日から開催される「第7回 IoT/M2M展」のキュリオシティブースで見ることができる。第7回 IoT/M2M展は明日9日から11日までの3日間、東京ビッグサイト西ホールで開催される。
Chararoid