ソフトバンクがウフルとの資本・業務提携を発表、5G時代のIoT事業分野に向けてIoTプラットフォームとソリューションの強化へ

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ソフトバンク株式会社は2018年6月28日に、IoT関連事業を展開する株式会社ウフルと、IoT事業分野での資本・業務提携に合意したことを発表した。IoT事業分野で豊富な実績とノウハウを持つウフルと資本・業務提携することにより、IoT事業の拡大に向けてソリューションの強化や、技術開発の促進を目指す考えだ。

各社の強み

■ソフトバンク
各種センサーデバイスなどからデータを収集して、さまざまな価値につなげるIoTプラットフォームを構築しており、デバイスやネットワーク、データストレージ、アプリケーションなど、IoT環境の構築に必要な要素をワンストップで提供している。
■ウフル
IoT製品やIoTサービスづくりを包括的に支援する、開発・運用サービス「enebular(エネブラー)」の提供を通して、顧客のIoTにおけるデバイスとクラウドが連携するアプリケーションの開発や、さまざまなクラウドサービスとの連携を簡便にし、多数のデバイスが自律的に分散し協調するIoTシステムの最適なオペレーションの実現をサポートする。

今後の展開

JEITA の動向調査によると、5Gの普及が世界的に進む2020年には、世界のIoT市場規模は240兆円を超えるといわれている。
このような状況の中、両社は、特に「ファシリティマネジメント(インフラ設備の維持管理)」、Wi-FiやGPS、RFIDタグなどを組み合わせて、ヒトやモノの位置を追跡管理する「アセットトラッキング」、「スマートシティ」といったプロジェクトに注力し、協業を加速していくと述べている。
また、ウフルのIoTソリューションと、ソフトバンクのIoTプラットフォームおよびネットワークを組み合わせたIoTサービスを提供すると同時に、ソフトバンクが2018年4月に商用サービスを開始した、IoTデバイス向けのLTE規格である「NB-IoT」に準拠した通信モジュールを共同で開発し、IoT事業の拡大を目指すとしている。

《ロボスタ編集部》

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