「村田製作所チアリーディング部」、京都府文化観光応援大使に就任 ロボットとして初

村田製作所は、同社が開発したロボットによるチアリーディングチーム「村田製作所チアリーディング部」が京都府文化観光応援大使に就任したことを発表した。

京都府文化観光大使は、京都府にゆかりがあり、京都府の魅力を広く発信する目的で、過去さまざまな分野の著名人に委嘱されてきた。そんな中、村田製作所チアリーディング部の「京都文化力プロジェクト」などへの出演実績が京都府より評価され、今回新設された京都府文化観光応援大使に就任することが決まったのだという。人ではないロボットが京都府文化観光大使および京都府文化観光応援大使に就任するのは今回が初めてとなる。任期は2021年6月30日まで。



村田製作所チアリーディング部は、ムラタが培ってきたさまざまな技術を結集して誕生した。彼女たちの「倒れそうで倒れない」バランスと「ぶつかりそうでぶつからない」そのチームワークは、超音波位置計測技術、群制御技術、倒立振子制御技術により実現。メンバー全員で一生懸命パフォーマンスをすることで、世界中のイノベーターを応援していくとしている。


左端:「村田製作所チアリーディング部」、中央:村田製作所 上席執行役員 宮本 隆二氏、右:京都府副知事 山下 晃正氏

これまで村田製作所と京都府は、2017年12月から2018年3月に行われた「京都文化力プロジェクト」において、村田製作所チアリーディング部の衣装や装飾などの制作に共同で取り組んできた。西陣織などの京都伝統工芸に関わる学生や職人など、幅広い年齢層の方々からアイデアを募るワークショップを通じて京都の文化力を幅広く発信してきたことが、今回の委嘱に繋がった。

また、2017年9月に行われた「東京キャラバンin京都」においては、二条城で京都の伝統と先端を掛け合わせた演出として、演出家野田秀樹氏演出のもと、芸舞妓とチアリーディング部が競演している。

村田製作所チアリーディング部は、これからも世界中のモノづくりをする人を応援するとともに、「京都府の文化の発信に貢献していきます」と抱負を述べている。

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ロボスタ編集部

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