つらいときは家族の声で励まし、時には叱ってくれるスマートスピーカー向けスキル・サービス「おやボイス」提供開始

「アレクサ、おやボイスで励まして」というと・・
「人生、いいこともあれば悪いこともあるさ」と親の声で励ましてくれる。

また、「アレクサ、おやボイスで怒って」というと・・
「〇〇、もっと根性いれていかなきゃダメさ!」と、いつもの声で活を入れてくれる。

スマートスピーカー(Amazon Alexa, Google home)で、家族の肉声を再生するスキル「おやボイス」を株式会社こころみが発表した。こころみは高齢者関連事業支援を行っていて、最近では自分の人生をロボホンの会話に盛り込めるサービス「私の足あと」をシャープと共同で発表している。開発はスマートスピーカー開発支援事業を行うビヨンド株式会社と共同で行い、8月20日よりサービス提供を開始した。

「おやボイス」は、声を録音する対象となる親御さんがスマートフォンに録音するか、あるいは同社が提供する自分史作成サービス「親の雑誌」のインタビュー時に、指定されたテーマに沿って音声を吹き込んでもらうことで音声データを入手、状況(シナリオ)に合わせてユーザーのひと言に対してスマートスピーカーから家族の肉声で返答を再生するサービスとなっている。



親の雑誌とは
「親の雑誌」は、親御さんの人生の振り返りや思い出を一冊の雑誌形式でまとめるサービス。「聞く」専門家であるコミュニケーターによるインタビュー記事と写真で、全20ページの雑誌を構成。同サービスでは、親御さんへの訪問取材、電話でのインタビューとレポート、雑誌(自分史)5冊を届けるまでがセットになっている。

▼「おやボイス」概要

発売日 平成30年8月17日(サービス提供は8月20日より)
料金 35,000円(税別) 
サービス内容 ①家族の肉声の録音 ②スマートスピーカ―のスキル設定
【想定している音声再生の状況】①励ましがほしい時 ②厳しく叱ってほしい時 ③冗談を言ってほしい時 ④笑ってほしい時 ⑤説教をしてほしい時 ⑥朝、起こしてほしい時 ⑦夜、おやすみを言いたいとき
対応スピーカー Googleアシスタントを搭載する各社スマートスピーカーおよびAmazon Echo等のAlexa搭載デバイス
申し込み方法 株式会社こころみへの申し込み、あるいは「親の雑誌」オプションサービスとして申し込み(「親の雑誌」公式サイト https://oyanozasshi.jp/

同社は、「親の雑誌」サービスにおいて、親世代の話を文字に残すことに、大きな意義とニーズがあることを確信しており、今回、親世代の「声」をスマートスピーカー上の音声としていつでも聞けるようにすることで、親をより身近に感じることがきるとしている。同時に、親の声をずっと残すことにより、音声と雑誌(写真と文章)、2つの形で親御さんの人となりを残すことが可能となる、革新的なサービスであると述べている。

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ロボスタ編集部

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