Amazonは2025年10月24日、「Echo & Ring先行体験会」を開催した。会場には、スマートスピーカー「Amazon Echo」の新製品4機種と、セキュリティカメラ「Ring」シリーズの新製品4機種が紹介され、ゲストとしてお笑い芸人で、博識で知られるカズレーザーさん(メイプル超合金)が登壇した。



同社は2025年10月1日に、Echoシリーズの新たなラインアップとして、高音質と洗練された美しいデザインが特徴的な「Echo Dot Max」「Echo Studio」、画面つきの「Echo Show 8」「Echo Show 11」を発表している。音響設計、処理能力、センサー技術、デザインを一新し、Echo史上最もパワフルなデバイスへと進化を遂げている。
また、「Echo Studio」は、最も音響にこだわりたいユーザー向けに最適な「Echo」となっている。




重低音を強化した「Echo Dot Max」
Echo Dotシリーズ初の「Max」モデルが登場した。従来のEcho Dot(第5世代)と比べて約3倍の重低音を実現し、部屋全体に広がる豊かなサウンドを届ける設計である。内部構造を刷新し、高性能ウーファーとカスタムツイーターを組み合わせた2ウェイスピーカーシステムを採用。設置環境の音響特性を自動分析して最適化する機能も備える。コンパクトながら迫力の重低音を実現した、シリーズ史上最高の音響性能を誇るモデルである。

シリーズ最高の音響性能「Echo Studio」
高音質スピーカーの上位機種「Echo Studio」が約40%の小型化を果たして登場した。強力なウーファーと3基のフルレンジドライバーを搭載し、Dolby Atmosや空間オーディオに対応することで没入感のある音響体験を提供する。モダンな球体デザインと3Dニット素材を採用し、音の透過性とデザイン性を両立した。

Alexaホームシアター機能
新しいEcho Dot MaxおよびEcho Studioの発売に合わせて、Alexaホームシアター機能が強化された。従来の2.1ch構成から最大5.1ch構成まで対応可能となった。
報道関係者向けには4台のスピーカー構成とFire TVを組み合わせたデモがおこなわれた。なお、0.1chにあたるバスについては4基のEcho Studioのバスを使用しておこなわれたが、臨場感ある迫力のホームシアター環境が体験できた(ただ、4基分の価格が必要になるため、その点が課題となるだろう)。
フロント配置のステレオスピーカーとカスタムウーファーを新搭載「Echo Show 8」
新しいEcho Showシリーズはデザインが大きく変更になった。
Echo Show 8は、広視野角ディスプレイと自動明るさ調整機能を備え、周囲の光環境に応じて最適な映像表示を行うスマートディスプレイである。フロント配置のステレオスピーカーとカスタムウーファーを新搭載し、動画や音楽のストリーミングを迫力ある音響で楽しめる。価格は税込34,980円で、グレーシャーホワイトとグラファイトの2色展開。11月中旬より出荷予定。


立体的なサウンドを実現した「Echo Show 11」
Echo Showシリーズ大型サイズの新モデル「Echo Show 11」は、広視野角かつ高輝度なディスプレイを採用し、どの角度からでも美しい映像を再生する。音響面では空間オーディオに対応し、フロントステレオスピーカーとウーファーによる立体的なサウンドを実現。動画視聴や音楽再生に最適なエンターテインメント機器として進化した。価格は税込39,980円で、同じく2色展開。専用スタンド(別売)により、快適な視聴角度を調整できる。
「Alexa+」対応に期待
生成AI技術による新たなAIアシスタント「Alexa+」にも対応できるよう設計されている。Amazonは2025年2月に「Alexa+」を発表し、「生成AIを活用した対話・タスク実行能力を強化した次世代アシスタント」になるとしている。しかし、残念ながらまだ日本での使用開始時期は明らかになっていない。
Amazonは「Alexa+が利用可能になった際には、より最適化された形でAI体験をお届けする予定。お客様の毎日の生活をより便利で快適なものにできるよう、さらなるイノベーションに取り組んでいきます」とだけコメントしている。
ChatGPTやGeminiなど、対話性能のレベルが全体的に著しく向上する中、音声アシスタントでリードしてきたAlexaには、一刻も早い生成AI対応が期待されている。
カズレーザーさんが登場、Echo新製品の音質を体験した感想は・・
拍手に迎えられて登壇したカズレーザーさんは、Echo新製品でアップデートされた特徴的な機能である「より広く鮮明なディスプレイ」と「ステレオスピーカーとカスタムウーファーによる高音質化」を体験した。

「実際どれくらいの音声になるのか、正直ちょっと疑ってました。でも、すごい。本当に驚いています」と驚きと期待を込めてコメントした。
続いて、「Echo Show 11」を使用した空間オーディオによるサウンド体験として、AmazonオリジナルのPrime Videoドラマ「沈黙の艦隊」の1シーンで、臨場感ある音響体験を実施。カズレーザーさんは「このサイズのスピーカーから出ているとは思えないほどのサラウンド感で、うちの後輩より全然優秀です」とユーモアたっぷりにコメントし、会場の笑いを誘った。

さらに、Echoシリーズをより深く知るためのAlexaに関するクイズに挑戦。「世界では何台のAlexa対応デバイスが購入されているか?」という問題について、選択肢の中から「6億台以上」と悩みながらも見事正解した。カズレーザーさんは「ちょっと多めに言ってる分、6億台はさすがにどっちだろうという感じでしたけど、バチッと当たると気持ちいいですね。そんなにあるんだと、単純に驚きました」とコメントした。

カズレーザーさんは新デバイス体験を通じて「不安を上回るテクノロジーがあるのは心強い」と述べ、年末に向けた生活目標を宣言するなど、Amazonの最新技術への期待を示した。
価格と主な特徴
名称:Echo Dot Max
価格:14,980円(税込)
カラーバリエーション:グレーシャーホワイト、グラファイト、アメジスト
特徴:従来のEcho Dot(第5世代)と比較して約3倍の重低音を実現、2ウェイスピーカーシステム採用
URL:https://www.amazon.co.jp/echodotmax
名称:Echo Studio
価格:39,980円(税込)
カラーバリエーション:グラファイト
特徴:従来モデルから約40%小型化、空間オーディオ技術とDolby Atmos対応、3Dニット技術採用
URL:https://www.amazon.co.jp/echostudio
名称:Echo Show 8
価格:34,980円(税込)
カラーバリエーション:グレーシャーホワイト、グラファイト
特徴:フロント配置ステレオスピーカー、1300万画素カメラ搭載
URL:https://www.amazon.co.jp/echoshow8
名称:Echo Show 11
価格:39,980円(税込)
カラーバリエーション:グレーシャーホワイト、グラファイト
特徴:フロント配置ステレオスピーカー、1300万画素カメラ搭載
URL:https://www.amazon.co.jp/echoshow11







