音響設計を一新した新型Amazon「Echo Show 11」レビュー 進化したポイント紹介、他機種との聴き比べも

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Amazonは2025年10月1日(水)、Echoシリーズの新たなラインアップとして、高音質と美しいデザインが特徴的な「Echo Show 11」「Echo Show 8」「Echo Studio」「Echo Dot Max」を発表しました。音響設計、処理能力、センサー技術、デザインを一新し、「Echo史上最もパワフルなデバイスへと進化」をうたっています。

左から新型の「Echo Show 11」「Echo Show 8」「Echo Studio」「Echo Dot Max」

今回は大型刷新ということで、新型Echoシリーズから数機種を試用してみたいと思っています。そこで、まずは最新の画面付きモデル「Echo Show 11」とスタンドを入手。これまで愛用してきた初代「Echo Show 8」と「Echo Show 10」との比較を交えて、紹介したいと思います。

新機種を試すときはいつもワクワク。「Echo Show 11」と「Echo Show 8&11用 角度調節スタンド」

今まで「Echo Show 10」と「初代 Echo Show 8」を愛用

著者もEchoシリーズを愛好しています。従来からのリビングでの愛機は、画面付きモデル(スマートディスプレイ)で最高音質だと感じている「Echo Show 10」を、書斎のデスクでは音質はそこそこ、コンパクトな「初代 Echo Show 8」を愛用しています。

右が今まで愛用してきた「Echo Show 8」(初代)、左が到着した「Echo Show 11」。もちろんサイズアップのためにグレードがかなり上がった雰囲気
「Echo Show 8」(初代)と「Echo Show 11」(左) カラーはグレーシャーホワイトとグラファイトの2色展開、写真はグレーシャーホワイト。横からのフォルム。音響設計を重視して、ディスプレイの裏側は丸型のデザインが採用されています。
右が今までリビングで使用してきた「Echo Show 10」、画面付きでは(筆者の)音響性能の評価が最も高かったモデルです。左が新型「Echo Show 11」、あきらかにデザインが洗練されているイメージです
「Echo Show 10」(右)と新型「Echo Show 11」の後ろ姿の比較

「Echo Show 11」開封の儀とスタンドについて

私なりに「Echo Show 11」の評価ポイントを箇条書きにします。なお、日本版のEchoシリーズは、期待の生成AI「Alexa+」には執筆時点で対応していません(今後対応予定)。本当に早く対応して欲しいと感じています。

箱に収められた「Echo Show 11」。開封の儀。
設置内容はシンプル。本体+電源、簡易的なスタートマニュアル

角度調節スタンドはオススメ

今回は「Echo Show 11」に設置するスタンドも入手しました。「Echo Show 11」はディスプレイが固定で、上下左右に傾けることはできません(「Echo Show 10」は人を追いかけて自動で画面とカメラを向けてきます)。スタンドを着けると上下左右に方向を変えることができます。

新型「Echo Show 11」と「Echo Show 8」共通のスタンド
かなり強力な磁石になっていてガチッと装着できます
角度調節スタンドを装着したところ。スピーカーがディスプレイの後ろなので、スタンドを装着することで、ディスプレイの下からもオーディオの抜けがよくなると感じています

「Echo Show 11」の主な特徴

大きく見やすいスクリーン

大きく見やすい11インチの「フルHD」タッチスクリーン搭載のスマートディスプレイ。解像度は1920 x 1200で、「Echo Show 10」の1280×800 ドット(HD)よりも高解像度になっています。

ちなみに執筆時点(2025年12月上旬)で新型「Echo Show 11」が39,980円、新型「Echo Show 8」が34,980円なので、置き場所さえ余裕があれば、「Echo Show 11」の方がお得感があるように感じます。なお、単体と角度調整スタンドのセット価格は43,980円です。

FireTV機能搭載

別途「Fire TV Stick」を買わなくても、「Echo Show 11」単体で動画ストリーミング(映画・ドラマ・配信サービスなど)をテレビ代わりに利用できます。

対応の有無で話題になった「Netflix」にも対応しています。「Alexa、Netflixを開いて」で起動できます

音響性能の向上+空間オーディオ対応

今まで画面付きモデルでは最強と感じていた「Echo Show 10」のスピーカー性能を上回り、「Echo Show 11」は「2.8インチウーファー×1 + フルレンジドライバー×2」を搭載しています。

音響設計の聴き比べ動画も用意しました

また、臨場感あふれるオーディオ形式「空間オーディオ(Spatial Audio)」に対応しています。具体的な技術は明確ではありませんが、単なるステレオではなく「部屋全体に広がる厚みのある音場」(部屋を満たす音 :room-filling soundと表現)を目指したオーディオ仕様とされています。これにより、前述のFireTV機能と合わせて、映画やドラマでも臨場感のある視聴を実現するとしています。

写真と思い出を楽しむデジタルフォトフレーム

スマホで撮った写真を「Amazon Photos」にバックアップ(転送)しているなら、「Echo Show 11」の画面を使っていないときに、転送した写真をホーム画面に表示してデジタルフォトフレームとして利用できます。スマホでたくさん写真を撮るけどあまり見返すことがないな、と感じている人は、楽しかった思い出を隙間時間に楽しめるのでオススメです。私もこの機能はお気に入りで、スライド表示される昔撮った写真を観ながら「あぁ、こんな日もあったな」「懐かしい」などと浸っています。

スマートホーム機能が更に充実

比較的大きめ画面の「Echo Show 11」を選ぶ人には「スマートホーム機能を声と大きめの画面で操作したい」という声を多く聞きます。Matter / Thread / Zigbeeなど、多くの対応機種があるので、既にスマート家電を使用している人はハブ機能がうれしいと思います。Fire TVの再生を止めずに操作できる点を評価している人もいます。

その他

「Echo Show 11」にはフロントカメラを隠す物理的な遮蔽カバーがありません。それは好みが分かれますよね。筆者も自動追尾機能がある「Echo Show 10」を除いて、主に執筆デスクで使用している「Echo Show 8」はカバーを使って塞いでいましたので、この点は少し抵抗を感じています。なお、操作ボタンはディスプレイの右横(向かって)に配置されています。

では、次はいよいよ気になる「オーディオ性能比較」です。

つづく
オーディオ性能の違いをチェック 新型「Echo Show 11」と初代「Echo Show 8」の聴き比べ

《神崎 洋治》

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神崎 洋治

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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