設置契約数は50ヶ所超え キャッシュレス無人コンビニの「600」が総額1億円の資金調達を発表
キャッシュレス無人コンビニ「600(ろっぴゃく)」を提供する600株式会社は、朝日メディアラボベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、AGキャピタル、アプリコットベンチャーズ等の第三者割当増資により1億円の資金調達を発表した。
無人コンビニ「600」とは
無人コンビニ「600」は、RFIDタグを利用した商品管理を行い、キャッシュレスで利用できるオフィス向け無人コンビニ。コンビニと呼んではいるが、店舗ではなく、コンビニで販売されている商品が購入できるキャッシュレス決済対応の自動販売機と言ったところだ。クレジットカード一枚で買い物することができ、買い物をするときは、専用端末へクレジットカードを通し、好きな商品を取り出し、取り出した物を確認するだけで購入することが可能。
また、無人コンビニ「600」は、利用者一人ひとりに寄り添うコンシェルジュのような存在でありたいという考えから、要望と購買データを元に100社100通りの品揃えを提供。さらに、商品の売れ行きや利用ユーザーの動向を定期的にレポーティングすることで、利用状況を細かく把握することができるため、データに基づいた改善が可能だと言う。
設置契約数は50ヶ所超
600は「日常の買い物の時間を短縮し、人生を豊かにすることに時間を割くことができる世界」の実現を目指し、2018年6月から展開を行って来た。現在は「株式会社Lang-8」や「Wovn Technologies株式会社」のような20名〜50名程のスタートアップ企業から、「LINE株式会社」や「KDDI株式会社」のような、社員数1,000人以上の大企業まで多くの企業に導入が行われ、設置契約数は50箇所を超えている。
同社のデータでは、利用ユーザーの中に、月間で1万円以上の商品を購入しているユーザーもいるとのことで、1箇所の日販も通常の置き菓子サービスが250円〜500円のところ7,000円以上の売上を記録している。
また今回調達した資金は、急増する引き合いに対応するために無人コンビニの製造体制及び、物流網の強化にあて、2019年中には、契約箇所数500箇所と累計販売数20万個とそれぞれ10倍の成長を見込んでいる。
600株式会社
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。