小田急電鉄が無人チェックインサービスを採用したホテルをオープン Keeylsと連携「源 ホテル鎌倉」

小田急電鉄はKeeylsと連携し、2020年3月26日(木)に神奈川県鎌倉市内において「源(GEN)ホテル鎌倉」を開業することを発表した。このホテルには、無人チェックインサービス「KEY STATION」採用する。セルフチェックインを採用することで、働き手不足の中でも人件費を抑えて効率化し、高効率で安定したホテルオペレーションを行うことができる。


2017年3月に竣工した地上3階建ての既存物件の2・3階部分を小田急電鉄が賃借し、ホテル仕様にコンバージョンして運営者であるKeeyls(キールズ)へ賃貸するサブリース方式により運営するもの。



無人チェックインサービスを採用

小田急電鉄とKeeylsは、既に小田急線下北沢駅・町田駅へ鍵の予約から受渡までを無人で繋ぐシステム「KEY STATION」に連動したキーボックスを設置することで連携している。同ホテルにおいても同システムを使用した無人チェックインサービスを採用することで、広めのラグジュアリー空間を実現するとともに、働き手不足の中でも、高効率で安定したホテルオペレーションを行う。


無人チェックインサービス(イメージ)

無人チェックイン・鍵管理システム「KEY STATION」は、本人確認システムである「KS check in (ケーエス チェックイン)」と鍵の受け渡し用のキーボックスがセットになったシステム。直接ゲストに会い本人確認・鍵を手渡す時間・人件費のロスを解消し、立会いなしでも24時間安全に鍵の受け渡しが可能。鍵の状態管理、パスワード変更、In/Outメール通知、鍵の取り出し履歴管理はリモートで管理することで運用コストを80%カットできるという。

都内コンビニエンスストアを中心に展開しており、旅館業及び法住宅宿泊事業法(民泊新法)に対応したホテル・民泊運営のフロント業務のソリューションとして活用することが可能なほか、貸し会議室・スペースの鍵受け渡し、家事代行などの鍵受け渡しサービスとして利用可能。


鶴岡八幡宮から徒歩1分、若宮大路に面する絶好のロケーションに開業するホテルは、国内外を問わず、家族をはじめとする多くのユーザーに快適な時間を過ごしてもらうことを目指す。客室は、洗練されたジャパニーズモダンをテーマとした内装。ツインルームから最大6名まで利用できる約50㎡のファミリールームの全15室で構成されている。


北条氏の屋敷があったとされるエリアの一角で、また江戸時代後期以降のものとされる出土品も多数あることから、敷地内には当時に使用されていた井戸や鳥居、稲荷を再現しており、自由に参拝できる。また、鎌倉での滞在を実りあるものにするために、江ノ島電鉄と連携したサービスの充実やさまざまなご旅行の提案を検討、実施していくとしている。


■ホテル詳細
1.開業施設名称: 源(GEN)ホテル鎌倉
2.開業日: 2020年3月26日(木)
3.所在地: 神奈川県鎌倉市雪ノ下1丁目8−36(2・3階部分)
4.アクセス: 江ノ島電鉄、JR 鎌倉駅 徒歩6分
5.施設構成:客室 全15室
ファミリータイプ 3室
和室タイプ 4室
モダンタイプ 8室
7.運営会社: Keeyls株式会社


小田急線「町田」と「下北沢」での取り組み

ホテルや民泊におけるチェックイン、マンスリーマンションや賃貸内見時の鍵の受渡しなどに利用されている、無人チェックインサービス「KEY STATION」を、小田急線の町田駅と下北沢駅に設置、サービスの提供を2019年10月より行っている。
さまざまな人の生活の同線上にある「駅」での鍵の受渡やチェックインを可能にすることにより、人と人、人とモノ(サービス)の時間的または物理的な乖離を解消し、「待ち合わせ時間」のストレスやコストの削減、あるいは駅周辺施設(小規模宿泊施設、空き部屋など)やサービス(シェアカー、家事代行など)の遠隔地からの管理を実現する。これによって周辺エリアの活性化および利便性の向上を図る、としている。


■KEY STATIONの主な機能
受渡し、または開錠のリアルタイムなパスワード管理
鍵の取出し(開錠)、返却通知
本人確認(対面、非対面)
スペースや賃貸内見などの予約管理

■KEY STATIONの主な利用シーン
旅館業におけるホテル・簡易宿所、または民泊等における無人フロント化
マンスリーマンションなどでの鍵の受渡し
家事代行
賃貸住宅の内見
スペース貸し
貸会議室
カーシェア
ビルの鍵管理
訪問介護
関連サイト
KEY STATION
小田急電鉄

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム