日本郵便が社内便の配送に自律配送ロボット「YAPE」を検証 エレベーター連動してフロア移動

日本郵便が自律配送ロボットを実験した。エレベーターと連携した自律走行ができるため、異なるフロアを移動して配送することができる。配送ロボットは以前から屋外での活用を試験してきた「YAPE」(ヤペ)を使用。東京都千代田区にある「大手町プレイスウエストタワー」で実証実験を行った。配送ロボット「YAPE」は株式会社Drone Future Aviation(以下、DFA)の提供によるもの。



ルートを全て自律走行で実施

日本郵便は本社の「大手町プレイスウエストタワー」において従来の実証実験よりも実際に近い(現実的な)環境で、屋内での社内配送を実験した。配送ロボットはエレベーターと連動してフロア間を移動することができる。



「YAPE」とはイタリアを本社とする企業。現在、世界の様々な国での配送実証実験を行っている。「YAPE」の機体は親しみやすい見た目。独立した電気モーターを備えた2つの車輪でエネルギー消費を最小化し、動きの機敏さを最大化する構造。オートナビによるフロア間のルートの設定やインターネットを介したエレベーターとの連動が可能。また、ロボットからエレベーターにネット経由で扉の開閉や指定階の指令を出すことにより、異なるフロア間の移動をすべて自律走行で可能にしている。


音声による周囲とのコミュニケーション機能も有している。

試行では社内便を14階のメールセンタで積み込んだ後、配送ロボットがエレベーターを呼び出し、9階や6階のオフィスフロアの指定場所で自動的にストップ、メールで到着を通知し、社内便を受け渡した後、再びセンタへ戻るルートを全て自律走行で実施した。



マンションやビル等の屋内環境では、個人宅やオフィスへの配送にあたり、エレベーターなどによる立体的な移動が必要となる。



今後は、今回試行したエレベーター連動を含め、屋内環境での配送ロボットによる荷物等の輸配送実現に向けた取り組みを進めていくとしている。

実証実験の概要
・日 時:2020年3月3日(火)~年3月4日(水)
・場 所:日本郵便 本社 大手町プレイスウエストタワー(東京都千代田区大手町 2-3-1)
・試行概要:日本郵便オフィス内で配送ロボットによる社内便配送試行を行うことで、ラストワンマイル配送における配送ロボットの可能性を検証し、省人化配送の実現を推進
・主 催:日本郵便


POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM 2017

DFAは日本郵便が実施した「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM 2017」の採択企業として選ばれ、「配送ロボットの物流分野への活用実現に向けた実証実験の実施」パートナーとして採択された。


日本郵便とDFA

現在、DFAは企業や団体と研究開発を行なっており、ドローン技術を活用した社会問題の解決・新たな可能性への挑戦を行い未来を創造しようとしている。DFAは興味のある企業や団体の募集を募っている。

関連サイト
Drone Future Aviation

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部
ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム