小田急とセコムが業務提携 「小田急くらしサポート」で会話ロボット「BOCCO」活用 高齢者のQOL維持・向上を目的

小田急電鉄とセコムは、両社の商品・サービス、顧客ネットワーク、知見等を活かして小田急沿線での生活を豊かにする新たな仕組みを実現するために業務提携したことを発表した。

小田急沿線での生活を豊かにする新たな仕組みの第一弾として、「セコム暮らしのパートナー久我山」が実証実験中のコミュニケーションロボット「BOCCO」(ボッコ)を利用した「コミュニケーションサービス」に、小田急グループが持つ生活支援サービスや小田急沿線情報の提供を付加し、2020年夏頃を目途に「小田急くらしサポート」の顧客に向けてサービス提供するべく連携する。

コミュニケーションロボット「BOCCO」はインターネット経由でスマホと音声メッセージのやりとりを行い、「BOCCO」側から送った声の文字化、スマホから送った文字メッセージを「BOCCO」が読み上げることができる。

同サービスはこの機能を使って「セコム暮らしのパートナー久我山」のスタッフが「BOCCO」を通じて、利用者と1日に複数回、定期的なコミュニケーションを図り、コミュニケーションの状況を利用者の家族、関係者とも連携して利用者の安心した暮らしを見守るというもの。


親和性の高いサービスを提供する小田急電鉄とセコム

少子高齢社会において高齢者の増加や高齢者を支える若手世代の減少を踏まえて、高齢者をいかに支えていくか、高齢者の充実した生活をいかに実現するかが、社会的に重要な対応課題となっている。また、共働き世帯が増加している今日、家事や住居の管理、留守番をしている子どもの見守りなど、若年世代においても生活支援に対する需要が高まっている。

小田急電鉄では「毎日をもっと豊かに快適に」をテーマに、食品宅配サービスや家事代行、住まいのメンテナンスなど、日々の暮らしの中の困りごとを解決提案するサービス「小田急くらしサポート」を2014年4月からスタートさせている。

セコムでは2015年4月、東京都杉並区に「セコム暮らしのパートナー久我山」を開設し、高齢者やその家族、地域住民が抱える暮らしの困りごとにワンストップで対応し、住み慣れた自宅でいつまでも安心して暮らし続けるための生活サポートサービス「セコム・マイホームコンシェルジュ」を杉並区・世田谷区を中心とするエリアで提供している。

今回この親和性のある2つのサービスに加え、両社がこれまで培ってきた知見や顧客ネットワークを活かして、小田急沿線での生活を豊かにするための新たな仕組みの実現や地域の暮らしをサポートし安心して快適に過ごせる地域づくりに協同することとなった。

第一弾として、「セコム暮らしのパートナー久我山」が実証実験中のコミュニケーションロボット「BOCCO」を利用した「コミュニケーションサービス」に小田急グループが持つ生活支援サービスや小田急沿線情報の提供を付加し、2020年夏頃を目途に「小田急くらしサポート」の顧客に向けてサービス提供するべく連携する。

コミュニケーションロボット「BOCCO」

コミュニケーションロボット「BOCCO」はユカイ工学が開発したロボット。家族間のコミュニケーションを支援する。「BOCCO」と連動する「鍵センサ」や「人感センサ」などから得られる利用者の情報を、家族のスマホに知らせる機能も実現している。


「BOOCO」を通じた「定期的な挨拶」や「状況にあわせた声がけ」

セコムでは2017年10月から、「セコム暮らしのパートナー久我山」のスタッフによるコミュニケーションロボット「BOOCO」を通じた「定期的な挨拶」や「状況にあわせた声がけ」を試行的に開始していた。

施策に対して利用者からは「セコムが見守ってくれているので安心」と高い評価があり、高齢者が抱える課題(服薬や孤独など)の解決にも一定の効果があることが確認されたことから、よりQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上のために有効なサービスとして開発を進めている。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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