ドローンの大手代理店セキドが世界最小の水中ロボットアームの販売を開始 Blueprint Lab社と代理店契約

株式会社セキド(以下セキド)は、Blueprint Lab社と正規代理店契約および販売パートナー契約を締結したことを発表した。
同時に、ROV(※)や水中ロボットに搭載可能な多関節アーム「Reach Alpha」および「Reach Bravo」の販売も開始。この低価格かつ高精度な水中ロボットアームは様々な環境に対応できるため、過酷な水中作業リスクを大幅に減らすことができる。
この発売に合わせ、7月1日15時より「Reach Alpha」のライブデモを実施するWebセミナーを開催するので、水中作業に興味がある読者はぜひチェックしてみてほしい。

(※水中を自由に移動し撮影調査などを行う無人機:Remotely Operated Vehicleの略)




水中ロボットアーム Reachシリーズ とは

世界最小クラスとコンパクトながら5自由度を誇るAlpha。290万円

Reachシリーズ は、ROVや水中ドローン向けに開発された世界最小の水中ロボットアームだ。Reachシリーズ は乾燥重量1,360g(水中900g)と従来の水中マニュピレーターに比べコンパクトなため、小型ROV※にも搭載可能で、価格に関しては従来の数十分の1となる「290万円」からという圧倒的な低価格を実現しているのが大きな特徴だ。

また、耐圧性能に関しては深度 300mまで耐圧性能を確保。
動作精度も 0.1°を実現しているため、海洋施設などでの複雑な作業ではROVと合わせて必須ツールになるだろう。

7自由度でさらにパワフルなBravo 800万円。

ラインナップは5軸の「Reach Alpha」および、より強力かつ7軸の「Reach Bravo」の2種類を中心に、各種先端ツールや直感操作を可能にする「マスターアーム」など発展性のあるアクセサリーを用意している。



直感的な操作を可能にするマスターアームコントローラー

Reachシリーズのロボットはalphaで5軸、Bravoで7軸と自由度が大きい。
そのため、通常のティーチングコントローラーなどでの操作は難しそうだが、その点に関しては直感的にロボットアームを操作可能な「マスターアーム」に対応することでトレーニング期間を極めて短縮しながらも複雑なオペレーションを可能にしている。


最小クラスのROVで多彩な使用用途に

セキドでは現時点で国内数社への組み込み実績があり、想定している分野は下記のようなものだと言う。

1. 回収/設置作業
海底から物体を引き上げるためのロープやシャックルの取り付け
2. 危険箇所の調査
危険箇所の調査において障害となる瓦礫除去など
3. 防衛/警備作業
爆発などの危険性がある不審物の調査や回収
4. 自動搬送ロボット(AGV、UGV)
陸上ドローン向けの全天候型ロボットアームとして

「Reach Alpha」はセキドが販売する小型ROV「BlueROV2」に搭載可能だ。。組み込みはセキド水中ロボティクスチームが行うため、技術的知識は特に必要ないという。

これらの用途は、従来であれば、クラスの大きなROVを必要とするものだった。
その理由としては小型ROVに搭載可能なアームが単自由度のもので複雑な作業に耐えられない、という点が大きい。
しかし、今回販売されるReachシリーズでは小型ながら自由度が高く、複雑な作業にも可能。耐荷重やアーム握力なども非常にパワフルだ。
こういった点から、これから先増えていく水中インフラの改修、点検などに、Reachシリーズを搭載した小型ROVが活躍する未来が見えてるのではないだろうか。



水中ドローン・ROV最新情報WEBセミナー開催

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梅田 正人
梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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