ax(エーエックス)株式会社と株式会社ラディウス・ファイブは、実写映像やアニメイラストをAIで高画質化する「ailia AI Refiner」(アイリア エーアイ リファイナー)の提供を開始したことを発表した。
「ailia AI Refiner」は米Adobe社が提供するソフトウェアである「After Effects」(CC2019、CC2020)で使用できるプラグイン。Windowsとmacに対応している。AIで超解像処理とノイズリダクションを行うことで、世界最高水準の高画質化を実現。また、機械学習を活用した超解像処理の特許技術により、より高速に画像を生成することが可能。実写向けの「for Photo」と、イラスト向けの「for Anime」の二種類をラインナップし、アニメーションやCGなどの映像をはじめ、実写動画にも使用できる。今後、Photoshopでの提供も予定しているという。
ailia AI Refiner仕様
提供物 | After Effects Plugin |
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対応ツール | After Effects CC2019、CC2020 |
対応OS | Windows10 64ビット版/macOS10.13、10.14、10.15 |
Windows動作環境 | CPU:Intel Core i5以上 メモリ:8GB以上 GPU:GeForce GTX1070以上 / ビデオメモリ4GB以上 |
Mac動作環境 | CPU:Intel Core i5以上 メモリ:8GB以上 GPU:Radeon5300M以上 / ビデオメモリ2GB以上 |
価格 |
for Photo:98,000円 1年間 / 1ライセンス for Anime:98,000円 1年間 / 1ライセンス ダブルライセンス:180,000円 1年間 / 1ライセンス |
URL | http://ja.cre8tiveai.com/aar |
axとラディウス・ファイブについて
axは株式会社アクセルのAI・機械学習及びミドルウェア領域の事業を推進するグループ企業として2019年5月に設立。独自開発したディープラーニング・フレームワーク「ailia SDK」の販売に加え、AIの実装コンサルティングや学習支援、各種プラットフォームへのポーティングなど、様々なニーズに応じてAI実用化に向けたトータルソリューションを提供している。
ラディウス・ファイブは、「人の創造性を最大化する」というビジョンの元、クリエイティブの現場で利用することができるAIサービスの開発に取り組んでいる。2019年2月にクリエイティブ作業を効率化するAIツールのプラットフォーム「cre8tiveAI」(クリエイティブAI)をリリースし、その後、写真やイラストの高解像度化AI「Photo Refiner」の提供を開始。2019年9月には100万種類以上の顔イラストを生成する「彩ちゃん」を、2020年2月にはアニメを4K化、8K化できるAI「AnimeRefiner」をリリースしている。
axとラディウス・ファイブは、共にAIビジネス市場を成長させるパートナーとして、今後も映像制作分野における革新的なソリューションを提供していくとしている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。