富士急行はパナソニックの技術協力のもと、富士急ハイランドと富士山パノラマロープウェイ、および両施設を結ぶ周遊バスを顔認証でスムーズに利用できる新たな顔認証周遊パス実証実験を「第22回富士河口湖紅葉まつり」の開催に合わせ、2020年11月7日(土)より開始することを発表した。富士山のスーパーリゾートシティ化を目指して行われる。
これは、日本一の富士山を世界に名だたる高原リゾートへと進化させるべく、他地域に先駆け、顔認証や自動運転、MaaSも含めた様々なデジタル技術を取り入れた、未来の観光の楽しみ方を提供する「富士山のスーパーリゾートシティ化」を目指した施策の一環で、その第一歩として2018年に実施した富士急ハイランドの入園無料化および顔認証システム導入に続くもの。
富士急行は今後も、最新のディープラーニング顔認証技術を活用した顔認証システムをエリア内の様々な場所に導入していくことで、将来的には、顔認証のみでホテルにチェックインし、自動運転のタクシーを呼んで顔認証で乗車、ラストワンマイルで予約しておいた電動キックボードや自転車を顔認証で利用、観光施設へも顔認証でスムーズに入場といったことが可能となることを構想し、これまで以上に富士山エリアを便利に快適に回遊し、ワーケーション、長期滞在型リゾートエリアとして利用してもらうことを目指す。
富士急ハイランドは2018年から顔パスを導入
富士急ハイランドは2018年7月14⽇より顔認証システムを導入している(入園時には顔写真の登録が必要となる)。
WEBから購入できるフリーパスには2種類があって、「オンライン顔登録フリーパス」を利用すると顔パスが実現、開園15分前に優先入園できる。
1.オンライン顔登録フリーパス:顔写真を事前に登録してスムーズに入園出来る。開園15分前に優先入園できる特典付き。
2.発券機対応フリーパス:入園口に着いてから顔写真を登録し、入園。
約1秒で瞬時に顔認証でき、ストレスなく入退園でき、かつ快適にアトラクションが楽しめる、としている。またセキュリティ向上にも効果が見込まれている。
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