株式会社ユーハイムは職人の技術を機械学習するバウムクーヘン専用AIオーブン「THEO」(テオ)が焼いたバウムクーヘンの販売をアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて開始したことを発表した。
「元祖バウムクーヘン」の会社が開発したAIオーブン「THEO」
ユーハイムは1919年に日本で初めてバウムクーヘンを焼いた「元祖バウムクーヘン」の会社。創業者であるカール・ユーハイム氏から受け継いだレシピを大切に、添加物を使わず、職人たちの手仕事にこだわった「純正自然」のお菓子作りを続けてきた。
THEO(テオ)はユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブン。職人が焼く生地の焼き具合を各層ごとに画像センサーで解析することで、その技術をAIに機械学習させデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげることができる。ベテランの菓子職人のほか、ロボット工学の研究者、AIの専門家、デザイナーなど、様々なプロフェッショナルが協力し、5年がかりで誕生した。
THEOが作るバウムクーヘンは、ユーハイムと同じく、新鮮なバターや卵、小麦粉などで作った「純正自然」のお菓子。今後、お店で焼き立てのバウムクーヘンを届けるため、THEOはユーハイムのベテラン職人から技術を学習し、バウムクーヘンを焼きまくる猛特訓の真っ最中。
ユーハイムは修行中に焼かれたバウムクーヘンをただ捨ててしまうのはフードロスの観点からも、もったいないと考え、AI職人が作るバウムクーヘン1本焼きを最速で、しかも通常よりもリーズナブルな価格でMakuake限定で販売する。なお、THEOはまず2022年3月に名古屋・栄にオープンする複合施設「BAUM HAUS」(バウムハウス)に実装される予定。
販売するバームクーヘン
マクアケ限定「修行中のバウムクーヘン1本焼きby THEO」 | 修行中のTHEOが焼いたバウムクーヘンです。THEOの特訓を温かく見守ってください。 価格:6,480円(税込) |
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「THEOのデビューバウムクーヘン1本焼き(エコバッグ付き)」 | 修行を終えたTHEOのバウムクーヘンをお届けします。THEOの修行の成果をどうぞお楽しみに。 価格:8,100円(税込) |
マクアケ限定「THEOのバウムクーヘンと職人のバウムクーヘン食べ比べセット」 | THEOのバウムクーヘン1本焼きとユーハイムの職人のバウムクーヘンの食べ比べセットです 価格:9,720円(税込) |
「THEOのミッションボックス」 | THEOには「お菓子で世界を平和にする」ために、5つのミッションがあります。このミッションの詳細を明かす「ミッションシート」入りのボックスに、個包装入りのバウムクーヘンを詰めました。(※こちらはTHEOが作ったお菓子ではなく、ユーハイムの職人が手がけ個装のバウムクーヘンの詰め合わせです。)
価格:1箱 1,944円(税込)/2箱セット 3,240円(税込)/5箱フルセット 7,560円(税込) |
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【限定5名】マクアケ限定「オートクチュール・バウムクーヘン10本(個人向け)」 | ユーハイムの職人とTHEOが、あなたのために世界で一つのオリジナルバウムクーヘンをお作りします。 価格:162,000円(税込) |
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【限定10法人】マクアケ限定「オートクチュール・バウムクーヘン30本(法人向け)」 | ユーハイムの職人とTHEOが、あなたのお店や会社のために、世界で一つのオリジナルバウムクーヘンをお作りします。 価格:324,000円(税込) |
Makuakeプロジェクトページ
THEO(テオ)開発のストーリー
以下、リリースより引用
私たちユーハイムは、1919年に日本で初めてバウムクーヘンを焼いた「元祖バウムクーヘン」の会社です。創業者であるカール・ユーハイムから受け継いだレシピを大切に、添加物を使わず、職人たちの手仕事にこだわった「純正自然」のお菓子作りを続けてきました。そんななか、職人たちが「カラダにやさしいおいしいお菓子を、地球の裏側に暮らす子どもたちにお菓子を届けるにはどうすればいいの?」という問いを抱いたことが、THEO開発のきっかけでした。
2016年、縁あって訪れた南アフリカのスラム街に、お菓子屋さんがありました。そこでは、飴玉が100個ぐらい詰められた袋が売られていました。その袋を、お父さんが子どもの誕生日にプレゼントするのです。プレゼントされた子どもは、自分だけでお菓子を食べるのではなく、村の友だちと分け合っていました。
子どもたちがお菓子に喜び、笑顔を浮かべる光景を見て、職人たちは「お菓子には人を幸せにする力がある。これこそが、お菓子の力だ」と、改めて気づかされたのです。「地球の裏側にあるアフリカにも、おいしいお菓子を届けたい。」という気持ちが、その時に生まれました。しかし、ただお菓子を輸送すれば良い訳ではないことは明らかでした。地域の経済圏への影響や、コスト、エネルギーなどの点から考えて、現実的ではなかったのです。
考えた末、ユーハイムが辿り着いたのは「ネットワークをつなげて、職人が遠隔操作してバウムクーヘンを焼いたらいいのでは?」というアイディアでした。現地に機械を置き、現地の素材を生かして、職人がリモートで焼く。これを実現できれば、地球の裏側にも純正自然なお菓子を届けられるとひらめいたのです。ここから、THEOの開発がスタートしました。
そして、ユーハイムの職人たちが、地球の裏側で得た「お菓子には世界を平和にする力がある」という気づき。これを実現するのが、AI職人である「THEO(テオ)」の使命なのです。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。