熱中症リスクを可視化するスマートウォッチみたいなリストバンド「hamon band」発売開始 脈拍と体温の変化を色と振動で通知

ミツフジ株式会社は脈拍から深部体温上昇変化を捉えたアルゴリズムを応用したリストバンド型ウェアラブルデバイス「hamon band」(ハモンバンド)を、5月19日より発売開始したことを発表した。希望小売価格は9,900円(税込)。

「hamon band」はこれまで同社が培ってきた着衣型ウェアラブルデバイスから連続した正確な心拍情報をセンシングしデータを解析する技術に基づき、心拍情報から深部体温上昇の変化量を推定できるアルゴリズムを応用して、リストバンド型デバイスへの実装を可能にした新しいウェアラブルデバイス。暑熱リスクレベルが上がると「色」と「振動」で知らせる。リスク表示に通信を必要としないため、通信環境の良くない現場での利用が可能。





「hamon band」開発の背景

熱中症により緊急搬送された人の多くが、高温多湿の過酷な仕事場だけでなく住宅から搬送されている。熱中症の予防と対策へのニーズが高まる近年ではすでに様々な対策が実施されているが、熱中症のリスクは初期段階では目に見えにくく、自覚症状が出た時点ではすでに重症化しているケースが後を絶たない。もし事前に分かれば、適切なタイミングでの休息や水分補給などを促すことができる。

この課題に向き合うべく、着衣型ウェアラブルデバイスの改良を続けた結果、もっと気軽に、簡単に、服を着なくても、通信環境が不安な場所でも、いつでも、どこでもすぐに使えて、暑熱リスクが事前に分かるバンド型デバイスのニーズが判明し、手首につけるだけで3色のLEDと振動によるアラートで、暑熱リスクを事前に可視化できるリストバンド型ウェアラブルデバイス「hamon band」の開発に至った。

「hamon band」概要
商品名 hamon band(ハモン バンド)
連続使用可能時間 連続稼働24時間程度
カラー Black
防水性 あり(IPX7相当)
電池 充電式
腕周りサイズ 138‐209mm
希望小売価格 9,900円(税込)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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