路線バスの事故の約3割、バスの車内事故をなくそう 東京海上日動とBOLDLY「DaiLY by dispatcher」とは

路線バスの事故の約3割が、バス車内での事故。

東京海上日動火災保険株式会社と東京海上日動リスクコンサルティング株式会社(TRC)は、保険契約を通じて収集した自動車事故のデータを蓄積しており、データに基づいた事故削減の知見や安全管理体制の構築・評価・運用に関する専門性を有している。

TRCにおいてはその知見や専門性を生かし、過去3年間で約200社のバス事業者へ事故削減コンサルティングサービスや安全指導の支援サービスを提供してきた。そのような中、両社はバス事業者の安全性をより高精度に評価して事故削減を支援するために、2021年5月25日、ソフトバンク株式会社の子会社であるBOLDLY株式会社(旧SBドライブ)と連携して、従来のコンサルティングサービスに、AIの活用により安全運転をサポートする「DaiLY by dispatcher」を組み合わせた新たなサービスを開発したことを発表した。





「DaiLY by dispatcher」を活用した事故削減コンサルティングサービス

「DaiLY by dispatcher」とは、BOLDLY が提供するバス事業者向けプラットフォームで、バスの車内事故削減や運転記録に基づく効果的な運転指導を支援するものだ。事故削減コンサルティングサービスでは、このプラットフォームで収集したデータをもとに、TRC の専門家がバスの安全 性を高めるサポートや報告レポートを提供する。


同サービスの特長

● これまでTRCが提供してきた添乗調査では、調査員の目視により短時間の運行を調査していたが、同サービスではバス内に設置したモーションキャプチャーカメラ(貸出)から、車内での転倒事故につながりやすい「乗客が着席する前の発進」や「走行中の乗客の移動」などをAIが検知して、映像を記録。また、これらの危険場面発生時に運転士や乗客に注意喚起を行うことも可能だ。

● 運転士の運転日報を自動で作成し、バスの急旋回・急発進・急加速などの7項目のアラートを記録する。項目毎のアラート件数を前回の運転や全社平均などと比較することもできる。

● 収集したアラート件数・発生場所のマッピング情報をレポートにまとめ、安全性の評価を行う。

【DaiLY by dispatcher の管理画面イメージ】





今後の展開について

東京海上日動とTRCは、それぞれの顧客ネットワークを活用しながらバス事業者向けのコンサルティングサービスを提供し、より安全なバスの運行を支援すると共に、BOLDLYが持つ技術やソリューションを活用しながら新たなサービスの研究・開発を進めていくと述べている。なお、TRCは2021年7月1 日から東京海上グループのデータ中核会社「東京海上ディーアー ル株式会社」として始動し、今後も最先端テクノロジーやIoTデバイスを活用した事業を展開していくとのことだ。

■【動画】DaiLY by Dispatcher


「DaiLY by dispatcher」詳細サイト: https://www.softbank.jp/drive/service/daily/

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ロボスタ編集部
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