トランスフォーマーが現実世界に出現するかのようなARモバイルゲーム提供へ Niantic×タカラトミー×Hasbroが連携

「トランスフォーマー」は、株式会社タカラトミー(当時:株式会社タカラ)が作り出した「日本の玩具発」コンテンツだ。

「Robots in disguise」=『ロボットが身の回りにある、ありとあらゆる物体に自由自在に変形し、潜んでいる』という唯一無二のコンセプトや、自由自在に変形することができる超ロボット生命体が宇宙を舞台に戦う壮大なストーリーと共に展開。1984年にアメリカで玩具発売後、アニメやコミックが大ヒットし、現在では世界130以上の国と地域で5億個以上の販売実績を持つ、世界中で大人気のキャラクターとなっている。

2021年6月14日に、Niantic(ナイアンティック)と株式会社タカラトミー、アメリカを代表する世界規模の玩具メーカーであるHasbroの3社は、Niantic社のLightshipプラットフォームとAR開発ツールを用い、オプティマスプライムとバンブルビーを現実世界に出現させるARモバイルゲーム「TRANSFORMERS: Heavy Metal(トランスフォーマー:ヘビーメタル)」を提供することを発表した。なお、日本でのパートナーはタカラトミー、その他の地域のパートナーはHasbroになる。

Niantic CEO John Hanke 氏

トランスフォーマーはARにぴったりです。AR技術を使用し、巨大ロボットと一緒に現実世界で戦ったり、触れあえることは素晴らしい体験になると思います。世界中のトランスフォーマーファンの皆さんの高い期待に応えられるよう、これまでプレイしたことのないようなゲームが提供できるように開発を行なっています。




『TRANSFORMERS: Heavy Metal』について

『TRANSFORMERS: Heavy Metal』のプレイヤーは、オートボットと一緒にディセプティコンと戦うグループ「ガーディアンネットワーク」に参加し、ガーディアンの一員となったプレイヤーは地球各所の隠された地でリソースを見つけ、個人またはフレンドと力を合わせてターン制バトルでディセプティコンと戦う。今年中に全世界での提供を予定している『TRANSFORMERS: Heavy Metal』は、近日中に一部の地域で試験的に公開を始める。なお、開発の主導はシアトルを拠点とするVery Very Spaceshipが行うことになっている。





Lightshipプラットフォーム

同プラットフォームは、AR、リアルタイム3Dマッピング、マルチプレイヤーのソーシャル体験の新しい標準となる、Nianticが持つ地球全体規模のARプラットフォームだ。「Niantic Lightship ARDK」の利用により、開発者の方々は最先端の開発ツールを使って、位置情報や環境コンテキスト、マルチプレイヤーの共有視点を活用した、新しいタイプのリアルなAR体験を作ることが可能となる。


『TRANSFORMERS: Heavy Metal』およびゲームの事前登録:
https://www.transformersheavymetal.com/




各社の紹介

Niantic(ナイアンティック)、株式会社タカラトミー、Hasbroの3社と、開発の主導であるVery Very Spaceshipの詳細は以下の通りだ。


Niantic

AR技術分野で業界をリードする同社は、『Ingress Prime』、『Pokémon GO』、『ハリー・ポッター:魔法同盟』を開発、提供し、数百万人の世界規模の冒険者のコミュニティを作っている。同社のすべてのタイトルに使われている惑星規模のARプラットフォーム「Niantic Lightship」によって、開発者とクリエイターの方々は身体を動かし、探索し、人々の繋がりを広める地球規模の楽しいAR体験を作り出すことができる。


タカラトミー

「プラレール」「トミカ」「リカちゃん」といった親子二世代、三世代に愛される多くの定番商品や、「ベイブレード」や「トランスフォーマー」といった社会現象をも生み出す話題商品など、特定のジャンルやキャラクターにこだわることなく、年齢、性別、国籍にとらわれない“玩具”や“玩具発コンテンツ”を提供する総合玩具メーカーだ。同社は時代の変化に対応する玩具メーカーとして、これからも「新しい遊びの価値」を世界中の人々に提供し続けて行くと述べている。


Hasbro

Hasbroはおもちゃやエンターテインメント製品を扱うグローバル企業だ。おもちゃやゲームといった消費者製品、独立スタジオであるeOneを通じたエンターテインメントによって、同社のブランドでしか味わえない体験を世界中の皆様に提供している。また、ファンタジー世界を題材とするフランチャイズ『マジック:ザ・ギャザリング』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で知られ、受賞歴も誇るテーブルトップゲームとデジタルゲームの独立開発スタジオ、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストを子会社として有しており、同スタジオが率いて作られたゲームも同様に、世界中のプレイヤーを楽しませている。


Very Very Spaceship

多様でクリエイティブなメンバーが揃うVery Very Spaceshipは、人々を楽しませると同時に刺激する、この世界を超越したようなデジタルおよび身体的体験を作り出している。



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ロボスタ編集部

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