YOASOBIの新曲「大正浪漫」とSony Park展のコラボ “時空を超えた文通の世界”に入り込む 「ONE DAY, 2050」同時開催

配信リリースに先駆けて、「大正浪漫」のフルバージョンの楽曲とともに、原作ストーリーの切なく美しい世界を、少し不思議な体験で楽しめる。

Ginza Sony Park (銀座ソニーパーク)では、2024年に完成予定の「新Ginza Sony Park」に向けた建設工事を始める2021年10月を前に、ソニーが取り組む多様な6つの分野をテーマに、ソニーミュージックグループに所属する6組のアーティストが加わって展開するファイナルプログラム『Sony Park展』を2021年9月30日(木)まで開催中だ。


Ginza Sony Parkは、”電子の眼とも言えるソニーの半導体(センサー)は様々な人の想像性や空想を現実のものへと進化させる存在だ”と考え、「半導体は、SFだ。」というテーマを掲げた。
コンポーザー Ayaseとボーカル ikuraからなり、小説を音楽にするユニット「YOASOBI」をコラボレーターに迎えた『⑤半導体は、SFだ。with YOASOBI』を2021年9月2日(木)~13日(月)まで開催(事前予約制、入場無料)。8月25日(水)より、入場予約の受付を開始している。



YOASOBIの新曲「大正浪漫」とは

今回、半導体とYOASOBI、遠いようで近いこの二つが交わり、2021年9月15日(水)に配信リリースされる新曲「大正浪漫」の世界に入り込む新たな体験を創造した。この楽曲の原作小説は、現代に生きる主人公・時翔と100年前の大正時代を生きる千代子との、時代を越えた“文通”から繰り広げられる、切なくも美しい恋模様が描かれた作品となっている。

YOASOBI Ayaseさんのコメント

僕たちYOASOBIの音楽の真ん中には、いつも物語があります。物語と音楽の結び付き、そこから生まれる奥行き。そんな立体的な世界観を、今回の展示を通してまた新しい角度から楽しんでもらえると嬉しいです。 

YOASOBI ikuraさんのコメント

「大正浪漫」の物語で紡がれる、時空を超えた愛の形。声をのせるとき、主人公の、会うことのできない大切な人への想いを心に灯して歌いました。そんな思いも含め、今回の展示を通じてYOASOBIに触れてくださった皆さんの、心に残る作品となれたら嬉しいです。 


【YOASOBI プロフィール】
コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、「小説を音楽にするユニット」。2019年11月に公開された第一弾楽曲「夜に駆ける」は2020年12月にストリーミング再生4億回を突破し、Billboard Japan 総合ソングチャート”HOT100″にて2020年年間1位を獲得。2021年1月6日に満を持して初のCD『THE BOOK』をリリース。豪華な仕様が大いに話題を呼び、オリコンデイリーランキング初登場2位を記録しながら、配信では全ての楽曲がApple Musicストリーミングチャートで15位以内に同時ランクインするという快挙を達成。立て続けにリリースしたTVアニメ『BEASTARS』OPテーマ「怪物」、EDテーマ「優しい彗星」も各種チャートで1位を獲得。2月には、初のワンマンライブ『KEEP OUT THEATER』を新宿・ミラノ座跡地の工事現場にて開催し、同時視聴者数4万人を記録する盛り上がりを見せた。原作小説の書籍化や映画化など、音楽以外の領域にも展開の幅を広げている。原作小説の書籍化や映画化など、音楽以外の領域にも展開の幅を広げている。




『⑤半導体は、SFだ。with YOASOBI』:PARK B2/ 地下2階

Ginza Sony Parkは、様々なジャンルの小説がYOASOBIというセンサーを通って時代性をまとった音楽となり、たくさんの人たちの心を震わせるという ”物語と音楽の化学反応” は、様々な人の想像性や空想を現実のものへと進化させ続けるソニーの半導体と同様に、とてもSF的でもあると考え、今回の開催となった。2021年9月15日(水)に配信スタートするYOASOBIの新曲「大正浪漫」の世界に入り込むような少し不思議な新たな体験を、リリースに先駆けて楽しめる。


大正浪漫 – NOVEL INTO MUSIC –

YOASOBIの新曲「大正浪漫」は、昨年2020年7月に開催された原作募集コンテスト「夜遊びコンテストvol.2」にて、2,086作の投稿の中から大賞を受賞した小説『大正ロマンス』(NATSUMI 著)を原作に制作された楽曲だ。この小説は、現代に生きる主人公・時翔と100年前の大正時代を生きる千代子との、時代を越えた“文通”から繰り広げられる、切なくも美しい恋模様を描いた物語となっている。


同楽曲とともに、「大正浪漫 -NOVEL INTO MUSIC-」のメインとなるのは、会場に準備した特別な「電灯」で来場者が壁面を照らすことで影絵のアニメーションが浮かび上がる、インタラクティブな映像体験だ。アニメーションは、原作小説のストーリーをベースにしたもので、来場者が、時翔と千代子の文通のやりとりを覗き見ることができる。

小説がプリントされたオリジナルポスターの持ち帰りもできる。


夜遊ノ箱庭

ソニーの⾼精細な空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)を用いて、空間の中に3DCGで再現した小説が出現。箱庭のような小さな世界が、ディスプレイの中に広がる。アイトラッキングで体験者の視点に追従し、小説のページがめくられたり、文字が浮かび上がるなど、あたかもそこに物が実在するかのような空間映像体験を楽しめる。




特設サイト(オンラインコンテンツ)

さまざまな事情で来園できない人も、バーチャルでのウォークスルー体験や、アーティストが出演するオンラインコンテンツが楽しめる。コンテンツは期間中、順次公開予定だ。

● VIRTUAL TOUR (バーチャルツアー)
:遠隔地からでも楽しめる『Sony Park展』会場のウォークスルー体験を提供。
● 内覧・インタビュー動画
:YOASOBIが会場を内覧、展示を楽しむ様子と特別インタビューを収めた動画を公開。

▼ 開催概要

タイトル Sony Park展『⑤半導体は、SFだ。with YOASOBI』
期間 2021年9月2日(木)~9月13日(月) 11:00~19:00
※ 初日9月2日(木)のみ 12:00~16:30
場所 Ginza Sony Park (PARK B2/地下2階)
料金 入場無料、事前予約制(先着順)予約枠に空きがある場合は、当日でも予約可能。
ハッシュタグ #半導体はSFだ #sonypark展
備考 密を避けて安心して楽しめるよう、入場には人数制限があるため、入場まで時間がかかる場合がある。入場は、事前に日時を指定して予約可能。ひとり(1メールアドレス)1回あたり2枚までの予約となっている。詳細は特設サイトの予約ページより確認できる。




『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』:PARK B3/ 地下3階

これまで過ごした月日のなかで、
わたしたちは想像さえしていなかった日常の変化を体感した。

そして、2050年の東京。
かつて描いたScience Fictionのものがたりは、
現実となって目の前に姿を著(あらわ)すかもしれない。

そのとき、あなたは誰のとなりで、
どんな気持ちでその世界に在るだろうか。

ONE DAY, 2050:
わたしたちは、いつか来る日に思いを馳せる。

ソニーのデザイナーとSF作家がコラボレーションし、Sci-Fiプロトタイピングの手法を用いて、「2050年の東京」を描き出しました。「WELL-BEING」「HABITAT」「SENSE」「LIFE」の4つのテーマを探求し、デザイナーによる「デザインプロトタイピング」と、SF作家による「SF短編小説」に結実しました。デザイナーとSF作家の豊かな想像力によって表現された「ありうる未来」を体感できる。


テーマ1「WELL-BEING, 2050」

2050年、テクノロジーがどれだけ進化しても、人生におけるストレスや挫折をゼロにすることは難しいでしょう。だからこそ、そこから立ち直る回復力──レジリエンスを身につけるサポートをすることが、人々のウェルビーイングを高めてくれるかもしれない。

デザインプロトタイピング:「Resilience Program」(レジリエンス プログラム) 人々がレジリエンスを身につけるサポートをする2050年のAIカウンセラー。あなたのストレスや感情の変化をどのように感知し、どのような姿でストレスを緩和するのかを映像で表現しました。


テーマ2「HABITAT, 2050」

2050年には、気候変動の影響によって住む場所をなくした「気候難民」や、政治的問題から居住する国を出なければならなくなった移民が増えていくだろうと言われている。人々が水上移動式住居によって、世界中の海上を移動して暮らす未来がやってくることも考えられる。

デザインプロトタイピング:「Floating Habitat」(フローティング ハビタ) 多種多様な文化圏の人々が生活する海上における人と人の共生、あるいは自然環境との共存は、いかにして可能なのでしょうか。2050年の海上での人々の生活とエコシステムを「住居」の視点から表現しました。


テーマ3「SENSE, 2050」

パンデミックによりマスク着用の文化が生まれましたが、それは2050年でも変わらないかもしれない。視覚・聴覚に続いて嗅覚を用いたエンタテインメントを体験するための重要なアイテムとして新しいマスクを構想した。

デザインプロトタイピング:「Sensorial Entertainment」(センソリアル エンタテインメント) 2050年の香りを楽しむエンタテインメントとはどのようなものか。蓄積された膨大な感情データをもとに過去に嗅いだ香りの再現を可能にするサービスとツールを構想した。


テーマ4「LIFE, 2050」

2050年、ベーシックインカムを筆頭に、新しい社会保障制度が社会に実装されているかもしれない。そんな時代では、生きるために必要な「ジョブ」と人生を楽しむための「ワーク」が分離し、人々のライフスタイルや人生設計が変わる可能性がある。

デザインプロトタイピング:「Life Simulator」(ライフ シミュレーター) ライフスタイルや価値観が多様化すれば、個々人に最適化された人生設計が求められるはず。人生の可能性を高精度にシミュレーションできるサービスを構想しました。



パートナー

ソニーPCL株式会社、WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所、サイエンスフィクション作家がパートナーとして協力。

藤井太洋氏:1971年奄美大島生まれ。2012年、ソフトウェア会社勤務時代に執筆した長編『Gene Mapper』を電子書籍で個人出版し、Kindle本「小説・文芸部門」で最多販売数を獲得。著書に『オービタル・クラウド』(日本SF大賞と星雲賞日本長編部門を受賞)、『ハロー・ワールド』(吉川英治文学新人賞受賞)など。

小野美由紀さん:1985年東京都生まれ。“女性が性交後に男性を食べないと妊娠できない世界になったら?”を描いた恋愛SF小説『ピュア』が、早川書房のnoteに全文掲載されSNSで話題を呼ぶ。著書に80年代の架空のアジアの都市を舞台にした『路地裏のウォンビン』(U-NEXT)のほか、『メゾン刻の湯』(ポプラ社)など。

麦原遼氏:東京大学大学院数理科学研究科修士課程修了。ゲンロン 大森望SF創作講座の2期生。2018年に『逆数宇宙』で第2回ゲンロンSF新人賞優秀賞を受賞してデビュー。『S-Fマガジン』20年8月号で「それでもわたしは永遠に働きたい」、『小説すばる』21年1月号で「2259」などを発表し、活躍の場を広げている。

津久井五月氏:1992年生まれ。東京大学・同大学院で建築学を学ぶ。2017年、「コルヌトピア」で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。デザイン、生き物、風景などをテーマに小説を執筆している。著書は『コルヌトピア』(ハヤカワ文庫JA)。

▼ 開催概要

期間 2021年8月31日(火) – 2021年9月13日(月) 11:00~19:00
場所 Ginza Sony Park PARK B3/地下3階
料金 入場無料(事前予約不要・人数制限あり)
備考 ※会期を8月30日(月)からとしていましたが、都合により開始日が8月31日(火)に変更となりました。
※新型コロナウィルス感染症 緊急事態宣言の発出状況により出展内容等を変更する場合があります。
※、体温が37.5度以上ある場合、体調不良や風邪の症状がある場合、新型コロナウィルス感染症陽性と判断された方との濃厚接触が疑われる場合はご来園をお控えください。




『Sony Park展』概要

『Sony Park展』は、2024年に完成予定の「新Ginza Sony Park」に向けた建設工事を始める2021年10月を前に、現在のGinza Sony Parkとして行うファイナルプログラムだ。ソニーがいま取り組む6つの分野「ゲーム・音楽・ファイナンス・映画・半導体・エレクトロニクス」を、それぞれ遊び心あふれるイベントテーマに変換して実施する。そしてこのテーマに、岡崎体育、奥田民生、東京スカパラダイスオーケストラ、millennium parade、YOASOBI、Creepy Nutsの6組のアーティストが加わって、数々のクリエイティブな企画を展開していく。また、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というソニーの存在意義から、テクノロジーとデザインをテーマにした3つのイベントもあわせて開催。さらに、変わらぬDNAの象徴として、ソニーファウンダーのひとりでソニービルを創業した盛田昭夫の生誕100年を記念した「Bar Morita」もオープンする。

▼ 開催概要

期間 2021年6月26日(土)~9月30日(木)
※準備のための休止期間があります。※開催日時はやむを得ず変更となる場合があります。
場所 Ginza Sony Park(PARK B2~B4/地下2~4階)
料金 入場無料(一部 事前予約制)


『⑤半導体は、SFだ。』特設サイト:https://www.ginzasonypark.jp/sonyparkten/05.html
『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』特設サイト:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/design/oneday2050/
『Sony Park展』特設サイト:https://www.ginzasonypark.jp/sonyparkten/
関連サイト
Ginza Sony Park

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ロボスタ編集部

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