パナソニックの「エボルタNEO」くんがギネス世界記録に挑戦!ロープで1,111m登頂をめざす みんなの声援ツイートが記録達成の鍵

パナソニックの乾電池「エボルタNEO」が2021年11月7日(日)、ギネスの世界記録に挑戦する。

挑戦する内容はお馴染みのヒト型ロボット「エボルタNEOくん」(以降 NEOくん)が乾電池2本(単3形)を搭載し、1,111mのロープ登頂にチャレンジする。

「公開テスト」でロープを登る「エボルタNEOくん」。動力源はパナソニックの乾電池「エボルタNEO」単3形が2本

「登頂」と表現したが、今回の「エボルタNEOくん」のギネス記録への挑戦は実際のロープ登山ではなく、グリーンバックが張られたスタジオ内で実施される。報道関係者向けに「2021年エボルタNEOチャレンジ 公開テスト」が開催され、「エボルタNEOくん」の生みの親、ロボットクリエイターの高橋智隆氏が登壇して概要を説明した。

「エボルタNEOくん」と生みの親のロボットクリエイター高橋智隆氏

また、今回のチャレンジでは、視聴者が「NEOくん」に対して膨大な数の声援メッセージを送り続けるという課題も課せられている。「NEOくん」がグリーンバックの前でロープ登頂をする理由は、応援の投稿メッセージ(ツイート)がロープに合成されて、配信される画面に表示されるためだ。


「NEOくん」がロープ登頂をしている間、視聴者の声援が画面に表示され続け、総文字数にして、なんと22万文字以上の応援メッセージを送らないとチャレンジが成功しないことになる。

スタジオで実際に「NEOくん」がロープを登る様子(左)、右は応援メッセージ(ツイート)が合成された、配信画面の映像の例

「NEOくん」の挑戦を成功させるために視聴者みなさんの声援が期待されている。挑戦の様子は11月7日(日)に「ニコニコ生放送」で生配信され、声援は応援ツイート(Twitter)で投稿することで自動的に参加できるしくみとなっている。

挑戦の開始前と挑戦中に投稿された声援メッセージを「NEOくん」のロープに合成して画面に表示される。そのため、投稿したメッセージが実際に画面上に流れる様子が見られるのは、応援する側としても感無量な体験になるに違いない。

【ギネス挑戦の成功のポイントは3つ】
1.「エボルタNEO」乾電池2本が1,111mの登頂に最期まで動力源としてもつのか
2.「NEOくん」を初めとした機器類が1,111mの登頂に耐えきれるか
3.視聴者の応援メッセージが22万文字以上に達することができるか


乾電池「エボルタNEO」と「NEOくん」の挑戦

先代の「エボルタ」から数えて13年連続世界№1の長持ち認定を続けている。乾電池「エボルタNEO」による長もち性能実証を目的とする「エボルタチャレンジ」は、2008年にはじまった。2008年はロボット「エボルタ」(当時の名称)がグランドキャニオンの断崖絶壁の登頂(約530m)に挑戦、雨やひょうが降る過酷な環境に悩まされながらも、6回目の挑戦で登頂に成功した(ギネス挑戦はなし)。
2009年にはモータースポーツの聖地として知られる「ル・マン」のサーキットで24時間耐久走行で世界記録に挑戦、24時間で23.726kmの距離を走り成功した。2010年には、東海道五⼗三次を61日間かけて走破した。

(左)2008年 グランドキャニオンの断崖絶壁の約530m登頂に挑戦 (右)2010年 東海道五⼗三次を61日間かけて走破(公式ホームページ「エボルタチャレンジの軌跡」より)

そして2017年4月、エボルタを超える世界NO.1の長もちを実現した「EVOLTA NEO」がデビュー。ノルウェーのリーセフィヨルドの絶壁、シェーラグ山において、地上約1,000mのロープ登頂に挑戦(乾電池エボルタNEO単3形2本が動力源)。2回目の挑戦で見事達成した。


2018年はなんと世界最⻑遠泳で世界記録に挑戦、2019年はトライアスロンにチャレンジした。しかし、2020年はコロナ禍によりチャレンジの実施ができず、2年ぶりの挑戦となる。
「エボルタNEO」くんがロープ登頂で「ギネス挑戦」するのは今回が初めて。更に、視聴者の声援の数が挑戦成功の鍵を握るという点で、今までの数々の挑戦の中で最も注目すべきチャレンジと言えるだろう。

登頂成功に必要な時間は10~11時間が予想されていて、ニコニコ生放送の番組「【ギネス世界記録にチャレンジ】エボルタNEO 世界最⻑1,111mクライミングチャレンジ2021 〜みんなのメッセージでロープをつなげ︕〜」は12時間の生配信を予定している(YouTubeやTwitterでも生配信を予定)。


ロープ登頂と声援メッセージ表示のしくみ

「NEOくん」のロープ登頂はスタジオ内で行われる。ロープは滑車によって無限ループで登るしくみになっていて、実際に登った距離はロープを通したカウンター機器に表示される。

スタジオの様子。A はロープを登る「エボルタNEOくん」。実際にはロープが滑車(B)を通じて動いていて、その距離はカウント機器(C)によって計測されている

ロープは滑車によって三角に繋がっていて無限ループで動く

ロープの流れを計測するカウンター。「NEOくん」が登った距離が表示される


挑戦の開始前および、挑戦中に送られた応援ツイート(応援メッセージ+投稿者のTwitterアカウント名)はロープに合成されて画面に表示される。挑戦中にロープを作る応援ツイート⽂字数がもしも不足して、ロープが途絶えた場合は、その時点で挑戦が終了となる。今回のルールでは1文字をロープの約0.5cm換算に設定(⼤⽂字、⼩⽂字、漢字、英数で異なる)。すなわちロープ登りの距離1,111mに対して、声援の文字数は22万文字以上が必要となる。

■動画 応援メッセージの合成、ロープのカウントのしくみ


「ロボットも電池も信頼性は高いが心配もある」(高橋氏)

「エボルタNEOくん」を開発したロボットクリエイターの高橋智隆氏は次のように語っている。

高橋智隆氏

以前、フィヨルド絶壁の約1,000m登頂にも成功した「エボルタNEOくん」のノウハウを活かし、更に改良とメンテナンスを加えたロボットで、今回の1,111mチャレンジにのぞみます。電池のパワーについては今までの実績と信頼から”大丈夫だろう”と予想しています。ただし、やはり長持ちさせるための工夫は重要です。「NEOくん」の登る速度を速くするとパワーを多く消費してしまって1,111mの登頂に耐えられないでしょうし、遅すぎれば番組の終了時刻に間に合わないかもしれません。耐久性を考えながらも軽量化にも取り組み、最適な状態にチューニングしています。そのため、ロボットと電池の性能としては必ず今回もチャレンジに成功すると信じています。
また、今回はみなさんの応援の投稿(ツイート)の数も成否を分けることになります。すべての要素が揃ったときにしか挑戦には成功できないので、いろいろな意味でワクワク、ドキドキしています。このチャレンジのユニークさ、面白さを知って頂いた上で、多くの皆さんに応援して頂ければうれしいです。



今までの「エボルタチャレンジ」の成功も決して簡単に達成できたものではなかった。フィヨルド絶壁に最初に挑戦した際もゴール目前でストップしてしまうなど、「毎回、なんらかのトラブルが発生した」(高橋氏)状況だったが、今回は更に生中継があり、ギネス認定のための厳格なルールが設定されていることもあって、「とても難しい挑戦になる」(高橋氏)と予想されている。


メッセージ投稿で「NEOくん」を応援しよう

なお、当日は番組の配信は12時間という長時間に渡るものになるが、応援ツイートは投稿されたメッセージから順次表示されていくため、それほど待ち時間なく画面に反映されると見込まれている。なお、当日までに前もって全5回に分けて応援メッセージの投稿の受付が行われ、「エボルタNEOチャレンジ2021 応援キャンペーン」としてLINEポイントが当たる特典つきとなっている。
たくさんの視聴者による応援メッセージのツイートで「NEOくん」を応援したい。


「エボルタNEOチャレンジ2021 応援キャンペーン」について
エボルタチャレンジ初となる⼀般参加型となる今年のチャレンジでは、エボルタNEOくんが登るロープにTwitterで応募した応援メッセージがリアルタイム合成されていく。応募した人には抽選で合計1,111名様にLINEポイントが当たるキャンペーンを実施する。
賞品とキャンペーン期間
第1弾︓2021年9⽉30⽇(⽊)〜10⽉7⽇(⽊)23:59 LINEポイント200ポイント
第2弾︓2021年10⽉8⽇(⾦)〜10⽉17⽇(⽇)23:59 LINEポイント200ポイント
第3弾︓2021年10⽉18⽇(⽉)〜10⽉27⽇(⽔)23:59 LINEポイント200ポイント
第4弾︓2021年10⽉28⽇(⽊)〜11⽉6⽇(⼟)23:59 LINEポイント200ポイント
第5弾︓2021年11⽉7⽇(⽇)〜11⽉7⽇(⽇)20:00 LINEポイント200ポイント
※第1弾〜第5弾まで全てに応募できるが、各回、当選は1回のみ。
※Twitterシステムエラーなど含めスケジュール通りにキャンペーンが実施できない場合がある

応募⽅法
【STEP1】
エボルタNEOくん公式Twitterアカウント「@EVOLTA_ROBOT」(https://twitter.com/EVOLTA_ROBOT?s=20)をフォロー
【STEP2】
対象投稿にある「#エボルタNEOを応援でツイート」のボタンを押して、新しいツイートを⽴ち上げ「エボルタネオくんへの応援メッセージ」を記⼊の上ツイートして応募完了。
※新しいツイートに記載のハッシュタグは消さずに投稿する。ハッシュタグを消すと応募が無効になるので注意。
【STEP3】
投稿後、当選/落選がその場でわかる。当選者にはDMでLINEポイントが進呈される。
※応募されたツイートとアカウント名は、11⽉7⽇(⽇)に放送予定のチャレンジ⽣中継内での番組コンテンツとして
使⽤され、エボルタネオ公式WEBサイト(https://panasonic.jp/battery / 配下のコンテンツ)、エボルタNEO
くん公式Twitterアカウント(@EVOLTA_ROBOT)、及びパナソニックの各種SNSアカウントに掲載させる場合がある。

パナソニックは「今回のチャレンジを応援してくれる皆さんの熱い想いが、⼦どもたちの強いカラダづくりやチャレンジの創出にもつながればと思い、投稿いただいた1ツイートにつき10円を、パナソニックが⼦どものスポーツをサポートする活
動を⾏う団体に寄付します。(上限50万円)」としている。

■ エボルタNEOくんと踊ろう♪「エボルタNEOでDAI☆DAI☆大丈夫!」【パナソニック公式】

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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