WHILLが折り畳みできる近距離モビリティ「WHILL Model F」を発表 短期レンタルサービス「日額レンタル」も開始

WHILL株式会社は軽量化を実現した折りたたみ可能な新型の近距離モビリティ「WHILL Model F」(ウィル モデル エフ)の販売を2021年11⽉1⽇(⽉)より開始することを発表した。また、「WHILL Model F」の短期レンタルサービス「WHILL 日額レンタル」の提供も同時に開始する。



折りたためる近距離モビリティ「WHILL Model F」

「WHILL Model F」の主な特徴は折りたたみができる点。フットペダルを⽀えてシートフレームパイプを上⽅向に引き上げた状態で、ロック解除ボタンを押すだけで折りたためる。


コンパクトになることで、スペースに制約のあるマンションなどでも収納しやすくなるほか、列⾞などの⻑距離移動の際の持ち込みがさらに容易となる。


重さは約27kg(バッテリー込み)、価格は26万8,000円(⾮課税)と、いずれもWHILL Model C2の半分程度となり、より求めやすくなっている。


【動画】折りたためるモビリティ、「WHILL Model F」のある生活

【動画】「WHILL Model F」の「生活に便利な6つの機能」

「WHILL Model F」の仕様

航続距離 20km
最⾼速度 6km/h
段差乗り越え 35mm
登坂能⼒ 10度
最⼩回転半径 780mm
サイズ(幅✕⻑さ✕⾼さ) 折りたたみ:555*×465×855**mm
開いた時:555*×935×802mm
*幅はフィッティングにより最⼤ 605mm
**⾼さはフィッティングにより最⼤ 907mm
重さ 約27kg
充電時間 5時間
フロントタイヤ キャスター式
リアタイヤ エアタイヤ
アーム 固定式
最⼤荷重 115kg
バッテリー リチウムイオン(25.3V 10.6Ah)
使⽤環境 −15℃〜40℃
「WHILL Model F」製品詳細ページ https://whill.inc/jp/model-f
「WHILL Model F」をいち早く試乗・購⼊できる店舗 ※10月19日時点で、実機のない店舗もあるため、来店前に必ず各店舗に問合せください。
https://whill.inc/jp/news/95102



「WHILL Model F」の短期レンタルサービスも開始

2021年11⽉1⽇(⽉)からは、⾃宅のほかホテルなどの旅先でも受け取りが可能な、「WHILL Model F」の短期レンタルサービス「WHILL ⽇額レンタル」も開始する。3⽇間〜30⽇間のうち8つのレンタル⽇数から希望にあった期間を選ぶことができるほか、簡単な⼿続きで指定の場所にお届けする。料⾦は1⽇あたり3,840円(3⽇間レンタルの場合)となり、スーツケースを借りるように簡単にレンタルしたい、出張先で使いたい、親が来る間だけ借りたい、など利⽤者の移動スタイルに応じた柔軟な使い⽅が可能となる。


WHILL社は「WHILL ⽇額レンタル」をより多くの人に気軽に利⽤してもらえるよう、ダイナースクラブカード事業を運営する三井住友トラストクラブ株式会社および⽇本航空株式会社(JAL)経由で、ユーザーが同サービスを申し込めるよう協業する。

【WHILL ⽇額レンタル 概要】

対象機体 「WHILL Model F」
契約期間 3⽇間、4⽇間、5⽇間、7⽇間、10⽇間、14⽇間、20⽇間、30⽇間から選択可能
レンタル料⾦ ⽇程に応じ、WHILL社ホームページ記載の料⾦表を確認ください。
https://jp-store.whill.inc/model-f-daily.html
料⾦に含まれるもの バッテリー、充電器、カラープレート、杖ホルダー、バスケット
申込み⽅法 WEB/お電話(0800-080-4338) ※通話料無料、平⽇9時〜18時
サービス詳細ページ https://whill.inc/jp/daily-rental
留意事項 ・⽀払い⽅法はクレジットカードのみとなる。
・カラープレートの⾊は、ライトブルーのみとなる。
・貸出しする機種は「WHILL Model F」268,000円(⾮課税)のみとなる。
・体重115kgを超える人およびフットサポートに⾜のつかない⾝⻑の人は運転を控えください。
・製品の盗難・紛失時、および利用者の過失による故障の場合の免責はない。
・申込みは個⼈の利用者に限る。法⼈の申込みは遠慮ください。



背景

2021年4月に高齢者雇用安定法が改正されたほか、政府は、2040年までに健康寿命を2016年と比べて3年以上伸ばし、75歳以上とする目標「健康寿命延伸プラン」を掲げるなど、高齢化社会の日本では、「人生100年時代」を見据えたキャリアや生き方に関する法整備が進められている。 こうした動きに伴い、定年後のセカンドライフを自分らしく生き生きと過ごしたいと考えるシニアの方は多く、趣味や勉強、新たなキャリア、ボランティアなどに積極的にチャレンジする人が増えている。

WHILL社が独自に実施した調査によると、50〜64歳の男女のうち、65歳以降(定年後)に何かしたいことがある(※学校に通う、新しい趣味、社会貢献、旅行、セカンドキャリアなど)と答えた人は80.4%で、最も多かったのが「旅行」だった。また、65歳以降(定年後)の4割が、実際に何か新しいことを始めたと答えている。

WHILL社調査 10月実施 全国 50〜64歳 87ss

観光庁によると、新型コロナウイルスが収束した後、旅行を再開したいと考える人は60代・70代で7割近くを占め、旅行需要の高まりがうかがえる(注1)。こうした一連のデータから、今後ますます自分らしくアクティブに過ごしたいと考えるシニアが増えていくことが予想される。その一方で、全国の65歳以上の高齢者のうち3人に1人(約1,000万人)は500メートル以上歩くのがつらいとし、無理して出かけるものの疲れてしまって出先で楽しめない、体力が心配で旅先で同行者に気をつかってしまう、移動が億劫でやりたいことを諦めるといった声が聞かれる(注2)。WHILL社は移動の側面からシニアの自己実現をサポートする。

注1:国土交通省観光庁 令和3年版観光白書について
https://www.mlit.go.jp/common/001408385.pdf

注2:総務省統計局 人口推計(2018年(平成30年)10月1日現在)
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html#a05k30-b



WHILL代表取締役社⻑ CEO 杉江理氏よりコメント

「折りたためるようになり、⽇常でも⾮⽇常でもより気軽に使っていただきやすくなった WHILL Model Fは、シニアの毎⽇をもっと⾃由に、もっと軽やかにするモビリティです。さらに、WHILL ⽇額レンタルの開始により、特定のイベントの時だけ使いたい、出先で気軽に利⽤したいといった、より⾃由な使い⽅をしていただきやすくなります。今⽇は WHILL でどこ⾏こう、何しよう。そんなワクワクした気持ちで、いくつになっても、⾃分らしい毎⽇を送ってもらいたいと考えます」

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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