ソフトバンク、5Gの人口カバー率が85%を突破したことを発表

ソフトバンク株式会社は、2022年1月末時点で5G(第5世代移動通信システム)の人口カバー率が85%超に達し、基地局数は2万3,000局超になったことを発表した。同社は2021年9月13日に人口カバー率は59%、基地局数1万4000局超を公表していたため、大きく伸張したかたちだ。また、同社は、2022年春ごろに5Gのネットワークの人口カバー率を90%にすることを目標に、サービスエリアの拡大を推進している。

ちなみに、「人口カバー率」は2014年以降、メッシュ方式(全国を500m四方に区切り、そのうち半分以上をカバーしていればエリアカバーとしては100%、半分未満であれば0%と見なす)で算出することになった。それ以前は市町村役場で使えたら、その市町村全域をカバーしているとみなしていたが、算定方式が変更されている(※2021年2月7日に本文の「人口カバー率」の解説を修正しました)。

総務省は昨年12月に、携帯電話大手各社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)に対して人口カバー率を2023年度に9割に引き上げる目標の達成を促していた。

ソフトバンクは、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、5Gの基地局の整備を加速させるとともに、都市と地方での一体的な整備を進めている。
「より多くのお客さまに5Gサービスをご利用いただくため、全国のイベント会場や商業施設などでのエリア対策も進めています」とし、主なイベント会場等の対策エリアを一覧表で公開した。

主なイベント会場等の対策エリア
https://cdn.softbank.jp/corp/set/data/news/press/sbkk/2022/20220204_01/pdf/5g-institution.pdf
ソフトバンクは「今後さらに増加するトラフィックに対応し、ストレスフリーなネットワークの実現に向けて、5Gのさらなる高度化を推進し、世界最高レベルの5Gのネットワークを構築していきます」としている。

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ロボスタ編集部

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