東京ロボティクス 3次元カメラ「Torobo Eye SL80」を販売開始 計測レンジを1,200mmまで拡張
東京ロボティクス株式会社は3次元カメラTorobo Eyeシリーズの新製品として、従来モデルより計測レンジを拡大した「SL80」の販売を開始したことを発表した。
計測レンジを1,200mmまで拡張した「Torobo Eye SL80」
「Torobo Eye」(トロボ アイ)は自律ロボットの運用に不可欠なロボットの「目」を提供する。ロボットによるばら積みピッキングを主な用途として、2021年1月にリリースした構造化光方式(アクティブステレオ方式)の3次元カメラ「Torobo Eye SL40」は、先端的な取り組みを行う大企業の生産技術部やベンチャー企業、多くのロボット研究者に評価を得てきた。今回販売する「Torobo Eye SL80」はユーザーから「もう少し遠くの物体を計測したい」との要望があり、計測レンジを1,200mmまで拡張したものとなる。
「Torobo Eye SL80」の特徴
小型・軽量
・カメラヘッドの重量が約500g、手のひらに乗るサイズのため、SL40同様にロボットへの手先取付が可能
・もちろん据え置きでの運用も可能
高速・高精度
・業界最速クラスの計測時間180ms
・深度計測の標準偏差0.1mm
プラグ&プレイで利用可能
・出荷時にキャリブレーション済
他のライブラリとの連携が容易
OpenCV、Open3D、ROSとの連携が容易
●視野範囲
※参考 SL40 視野範囲
スペック・機能の詳細
「Torobo Eye SL80」の実物展示
以下の展示会にてTorobo Eye SL80の実物が展示される。
東京ロボティクスについて
東京ロボティクスは人間共存ロボットを含む最先端ロボットを追求し、効率的な社会の実現を目指す早稲田大学発のロボティクススタートアップ。創業間もない時期は力制御可能なロボットアームや双腕ロボットの開発を中心に行ってきた。近年は力制御可能な全身人型ロボットを開発するとともに、最先端ロボットに必要なビジョン(3次元カメラ)や画像認識・機械学習、遠隔操作など研究領域を広げている。また、研究開発にとどまらず社会実装する事業も加速し、多くの大手企業と共同開発および実証実験を進めている。
東京ロボティクス
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。