サステナブル冷凍自動販売機「東北うまいもの食堂」は、社会課題であるフードロスの削減と、カーボンニュートラルへの取り組みとして、東北電力株式会社と株式会社かね久が設置・展開している自販機だ。
非対面型の販売手法は、新型コロナウイルスの影響による非接触ニーズに応じて、注目が高まっていることより、東北電力と「インフラ事業の業務効率化および地域課題解決の取り組みに関する連携協定」を締結している東日本電信電話株式会社(NTT東日本)を加えた3社は、NTT東日本宮城事業部の敷地内(NTT東日本青葉通ビル前)に自販機を2022年12月15日に設置し、フードロスなどに配慮した冷凍加工食品の販売を開始した。
また、2023年2月からは、自販機に設置する予定の「映像AIサービス」を活用し、利用率向上に向けた実証実験を実施することになっている。
同実証実験の概要
同実証実験では、自販機及び設置場所壁面の2カ所にカメラを設置し、そのカメラの映像とNTT東日本が提供する「映像AIサービス(エッジサーバ型映像解析映像AIサービス)」を連携させることで、商品の購入者のほか、周辺の通行者の属性情報を取得・分析。その結果を踏まえ、消費傾向に合せた新商品の開発などにより自販機の利用率向上を図り、更なるフードロス削減への貢献を目指していく。
自販機の設置概要
カメラ設置位置・撮影エリア・設置場所イメージ
設置場所 | NTT東日本青葉通ビル前(仙台市青葉区一番町2丁目8-1) |
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商品販売開始日 | 2022年12月15日 |
実証実験(予定)
期間 | 2023年2月上旬~2023年5月上旬 |
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取得する情報 | ・人数(画像内で”人物”が検出された数) ・日時(画像内で”人物”が検出された日時) ・属性(推定される性別・年齢) |
備考 | 同実証の実施にあたっては、プライバシーに十分配慮し、「カメラ画像利活用ガイドブック」に基づいた管理や運用を行うなど、個人情報保護法をはじめとした関係法令を遵守した対応を行う。同実証では、冷凍自販機に設置したカメラで取得した映像から、即時にお客さまの特徴を示すデータを抽出し、そこから推定する性別、年代の情報を取得する。カメラで取得した映像は、性別、年代の情報取得後に即時に破棄するため、活用するデータには個人を特定する情報は一切含まれない。なお、分析結果は、個人を特定しない統計情報として、同実証の参画各社に提供することがある。 |
各社の主な役割
NTT東日本 | ・自販機設置場所の提供 ・実証実験におけるデータ収集・分析、とりまとめ |
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東北電力 | ・自販機で使用する電力にJ-クレジットを活用するマネジメント等 |
かね久 | ・自販機で販売する新商品の開発、商品の補充・入れ替え等 |
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