ユカイ工学は、形状記憶合金の加工・販売を行う吉見製作所とコラボレーションして開発した、スイッチを押し続けるとムクムクと立ち上がる不思議な動くオブジェ「ムクムクうごく線人間」を2023年4月20日に発売する。
クラウドファンディングで目標金額の172%を達成
「ムクムクうごく線人間」とはスイッチを押し続けるとムクムクと立ち上がる、形状記憶合金でできた不思議な動くオブジェ。
何度押しつぶされても、へろへろにされても、不器用ながらによいしょと立ち直る姿が元気をくれる「ムクムクうごく線人間」は、2022年11月下旬よりクラウドファンディングサイトCAMPFIREにてクラウドファンディングを開始し、目標金額の172%(517,800円)を達成。89名の支援者の元へお届けし、Twitter(#線人間)でも話題となった。
あそび方
あそびかたは究極にシンプル。電池を入れて、線人間をグニャっとお好きな形に打ちのめしたら準備完了。スイッチを押し続けるとムクムクと立ち直ってくる。何度押しつぶされても立ち上がる健気な線人間の姿を眺めて明日への活力をほんの少しでも感じてもらえたら、そんな思いが込められている。
テクノロジー
形状記憶合金とは熱や電流をかけると記憶させた形状に形が戻る、ふしぎな合金。
身近なところでは釣り具や女性用の下着、カメラのピント調整に使う動力などにも使われています。業務的な場面で使われることの多い素材ですが、今回のプロジェクトのような、ちょっと人の心をくすぐる、ほんわかとした用途にも使える可能性を秘めた素材となっている。
ただ電気を流したり止めたりするだけではなく、線同士が絡まった時にショートして熱くなりすぎないようにする安全回路を組み込む工夫を取り入れている。ただ、あまり複雑に絡まってしまうと形が戻らなくなったり、故障の原因にもなるので多少の優しさを持って打ちのめしてあげて欲しい。
開発ストーリー
2021年の冬頃、面白い動きをする不思議な合金を製造している吉見製作所と、日々面白いモノづくりを探求しているユカイ工学が出会うことから、本プロジェクトがスタート。
「なにか一緒に面白いことをしよう」というブレストから始まり、形状記憶合金を使った様々なプロダクトのアイディアをざっくばらんに話し合いを重ね、たどりついたのが不思議な動くオブジェ「ムクムクうごく線人間」。
何度つぶされても、打ちのめされても、スイッチひとつで立ち直ってくる線人間の姿は、日々さまざまな壁にぶち当たっては乗り越えていく現代人の姿にも重なるこのなんとも言えない心を癒やす体験を、より多くの人たちと共有したく商品化した。
ユカイ工学のnoteでは、ユカイ工学と吉見製作所との出会いから「ムクムクうごく線人間」の開発に至るまでの道のりのインタビューをまとめている。(https://note.com/ux_xu/n/n0d911307f4b7)
商品仕様
製品名 | ムクムクうごく線人間 |
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価格 | 税込5,500円(税抜5,000円) |
電源 | 単4形乾電池3本(電池は別売りです) |
外形寸法 | W60mm × D60mm × H120mm |
重量 | 約80g(乾電池含む) |
動作環境 | 温度+10度〜+35度 / 湿度+20%〜+80% |
台座素材 | Resin |
線合金素材 | TiNi合金 |
製品注意事項 | ・台座は3Dプリント製です。特有のザラつきや歪みがあることがあります。 ・台座は日光の当たる場所に長期間置いておくと黄変する恐れがあります。ご了承ください。 ・台座は割れやすい素材のため、投げたり落としたりしないでください。 ・線が熱くなることがありますので、やけどにご注意ください。 ・線が温かいうちに引きのばさないでください。 ・線を無理に伸ばしたり折り曲げたりすると、元の形に戻らなくなったり破損の原因となります。 ・あまりいじめると、心も折れて戻らなくなります。 ・この製品の製造は株式会社吉見製作所が行っています。 ・様は予告なく変更となる場合がございます。 |