AI配膳サービスロボット「Lanky Porter」うどんチェーン「得得」が導入　4店舗に各2台、一日400回以上の配膳

キングソフト株式会社は、AIサービスロボット「Lanky Porter（ランキーポーター）」が、株式会社家族亭が運営するうどんチェーン「得得」4店舗で導入されたことを発表した。

省人化・効率化のためAIサービスロボットを導入

うどんチェーン「得得」では、人手不足という店舗運営の課題解決に向けた省人化・効率化を模索していた。リニューアルオープンが決まっていた伏見竹田店（京都府）で実証実験を開始したところ、Lanky Porterの稼働データ、店舗スタッフ、そして来店客の反応が良かったことから、リニューアルオープンに合わせて導入した。

1店舗につき2台、一日400回以上の配膳をLanky Porterが担う

Lanky Porterの配膳サービスとは別に、セルフレジ、テーブルオーダーシステムも導入したことで、伏見竹田店はDXを推進。
同店舗の2022年11月のリニューアルオープンから約半年間にわたる効果測定で、Lanky Porterが省人化及び人手不足の解消に寄与することがわかった。こうした一連の結果を踏まえ、新たにリニューアルオープンする店舗においても、伏見竹田店と同様のシステムが配備されることにした。6月1日にリニューアルオープンした大野芝店でのシステム稼働に続き、6月28日から田原本店、7月10日から橿原店での導入が予定されている。

現在、各店舗では1店舗あたり2台のLanky Porterが連携しながら稼働しており、多い日には2台合わせて一日400回以上の配膳をLanky Porterが担っている。

キングソフトでは、「AIサービスロボットで実現できる省人化・省力化といった課題解決を支援し、導入後もコンサルティングを通じてお客様へのサービス向上に努めてまいります」としている。

AIサービスロボット「Lanky Porter」について

Lanky Porter（ランキーポーター）は、運搬や配膳を自動化するAIサービスロボット。機体の底の6つのローラーと搭載されているカメラ・センサーによって、安全で自由自在に走行する。最大4層まで設置できる棚に、届けたい商品等を置くことで、様々な物の運搬など、用途に合わせた自動配膳・運搬を行うことができる。

また、頭部ディスプレイに画像や動画を投影することで、飲食店や小売店などで広告宣伝を行うツールとしても活用できる。
飲食店やスーパーマーケット、病院、介護施設など、人の多い場所であってもセンシング技術によって障害物を回避し、あらゆるシーンで顧客をサポートするとしている。

搭載モード紹介

・配送モード
事前に設定したスタート地点から任意の地点までモノの運搬を行う。一度の配送で複数地点に運搬業務を行うことが可能。

・案内モード
ディスプレイ上より登録した地点を選択することで目的地までの案内を行う。

・下げ膳モード
下げ膳に特化。顧客が帰った後のテーブルの片付けに食器類を乗せて下げる。

・巡行モード
ロボット上で登録した地点の中から任意の地点を自動で巡回。巡回時のディスプレイ表示画像やロボットの音声は自由に設定できる。

・広告宣伝モード
ディスプレイに任意の画像や動画を表示でき、音声の設定が可能。キャンペーン情報など利用者に必要な情報を自由に届けることができる。

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