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熊本市電で「顔パス乗車」の実証実験　AI顔認証とモバイル決済連携の運賃決済システム　両手が塞がっていてもらくらく乗車

2023年12月20日 By ロボスタ編集部

丸紅ネットワークソリューションズは、2023年12月20日～2024年3月31日にかけてナレッジクリエーションテクノロジーと熊本市交通局が共同で行う、熊本市内を走る路面電車におけるAI顔認証技術とモバイル決済およびモバイル定期を連携させた運賃決済システムの実証実験に参加すると発表した。

熊本市電で顔認証決済の実証実験を実施

非接触型・キャッシュレスへの移行が進み、顔認証技術でも著しい精度向上が見られており、丸紅ネットワークソリューションズは、ナレッジクリエーションテクノロジーおよび熊本市交通局と協業し、さまざまな社会課題の解決と利用者の利便性の向上に寄与すべく、顔認証決済のプラットフォーム開発を進めてきた。

今回、丸紅が提供する顔認証決済のプラットフォームを使用し、顔認証で運賃を支払う実証実験を熊本市内を走る路面電車で行う。プラットフォームの開発は丸紅ネットワークソリューションズ行い、顔認証技術の開発はR.D.Worksが担当する。

ナレッジクリエーションテクノロジーと丸紅ネットワークソリューションズが共同で顔認証サービスを提供し、モバイル決済はアプラスのBANKIT、モバイル定期はレシップのQUICK RIDEと連携する。

熊本市電実証実験実施概要

モバイル決済は、利用者が事前にスマートフォンにウォレットアプリ「BANKIT」をダウンロード・インストール・登録・チャージを行う。モバイル定期を利用している場合は、「QUICK RIDE」のアプリ内から顔写真を登録する。

実際の乗車時には、車両に取り付けられているタブレット端末をのぞき込むことで顔認証をするため、スマホ・現金などを取り出す必要がなく、両手がふさがっていたり、スマホ・現金などを忘れたりしても、運賃の支払いが可能となる。