Apple Vision Pro向けにTOPPANが高品質・高精細映像を体感できるアプリを2タイトル提供開始 今後50タイトルの提供目指す

TOPPANは、Apple社が2024年2月2日(米国時間)に発売する初の空間コンピュータ「Apple Vision Pro」向けアプリとして、日本の魅力を臨場感溢れるオリジナル高品質映像を体験できる「Meet Japan!アプリ」と、癒しの空間を体感する超臨場感環境コンテンツ「Natural Windowアプリ」を、2024年2月2日から「App Store」上で提供開始したと発表した。

背景

「Apple Vision Pro」とは、Apple社が開発した初の空間コンピュータであり、まるでデジタルコンテンツが自分のいる空間に物理的に存在しているかのように楽しむことが可能となるウェアラブルデバイス。2つの超高解像度ディスプレイにより、「Apple Vision Pro」はどのような場所でも、先進的かつ包み込まれるような臨場感を味わうことができる。

一方TOPPANは、2013年より50,000ショット以上の自然や文化などの日本の魅力を伝える超高精細・高品質4K映像コンテンツ「Meet Japan!」の提供を行っており、また、ヒーリング効果が期待される4K映像を家庭用TVや窓を設置できない閉鎖的空間に配信する「Natural Window」を2017年より提供するなど、正しい色の再現や質感表現など、品質が管理されたデジタル視覚データの提供を進めている。

このような中でTOPPANは、これまで培ってきた情報加工技術やCG制作技術を活かし、高精細映像の3次元空間への拡張やメタバース事業の更なる拡大を目指して「Apple Vision Pro」向けアプリの開発体制を構築。ローンチタイトルとして、発売日に合わせて「Meet Japan!アプリ」と「Natural Windoアプリ」の2つのアプリを提供するとしている。

「Meet Japan!アプリ」について

「Meet Japan!アプリ」利用イメージ

「Meet Japan!アプリ」は、歴史的文化財や自然遺産をはじめ、伝統芸能、四季、食などのさまざまな日本の魅力を体感できる映像コンテンツを視聴することができるアプリとなっている。

TOPPANが高解像スチール撮影用レンズや、大型映像素子のハイスペック機材で撮影した、超高精細・高品質4K映像ならではの圧倒的な臨場感を伝えることが可能。「Apple Vision Pro」内に設置したスクリーンでは、錦鯉や伝統芸能、桜、富士山など日本の魅力が詰まったビジュアリーロスレス(ヒトの視覚では劣化を知覚できないレベルの低い圧縮、若しくは非圧縮のデータ方式)の高品質4Kの高精細映像楽しむことができる。なお、提供開始時は1本の作品が配信され、順次コンテンツを拡充させていく予定。

「Natural Windowアプリ」について

「Natural Windowアプリ」利用イメージ

「Natural Windowアプリ」は「スローテレビ」のようにゆったりとした自然風景が流れるコンテンツを楽しむことができるアプリとなっている。「Apple Vision Pro」の持つ現実空間に溶け込むディスプレイにおいて、ヒーリング効果が確認された4K映像(心拍変動解析などによる効果検証の結果、超高精細・高品質4K映像コンテンツは、ただ休息する場合に比べストレスを軽減させる効果があることが確認されている)を視聴することで、窓のない空間でも窓からの眺めを体感することが可能になり、休息効果の向上や家事などの作業効率向上といった効果が期待できる。

 「Apple Vision Pro」内に設置したカーブドスクリーンには、竹林や桜、富士山をはじめとする複数のコンテンツが収録されたビジュアリーロスレスの高品質4Kの作品が再生され、あたかもその場所にいるような体験ができる。「Natural Windowアプリ」内には7種類のシーンが切り替わるコンテンツが搭載されている。


「Meet Japan!アプリ」「Natural Windowアプリ」概要

タイトル 「Meet Japan!アプリ」「Natural Windowアプリ」
提供会社 TOPPAN株式会社
対応機種 Apple Vision Pro(visionOS)
提供開始日 2024年2月2日(米国時間)
価格 無料
(体験版のため。今後コンテンツが増えた有料版も配信予定)


今後の展開

TOPPANは、2つのアプリの提供を通じて日本の魅力を発信し、観光立国実現に貢献するべく、2025年までに「Meet Japan!アプリ」と「Natural Windowアプリ」内で50コンテンツの提供を目指すとしており、「Apple Vision Pro」向けアプリの開発や、高精細映像/VR/ARをはじめとする新たな視覚表現の研究・開発を進め、デジタルコンテンツ領域を更に拡大させていくとのこと。

関連サイト
TOPPAN株式会社

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