京急電鉄がデジタルアーカイブNFTコレクションを発売!京急ミュージアム開館4周年記念に収蔵史料などをコレクション化

京浜急行電鉄株式会社は、2024年2月にリニューアルした「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」におけるスタートアップ企業との事業共創第1弾として、synschismo株式会社と共にブロックチェーン技術を活用した「京急ミュージアム開館4周年記念デジタルアーカイブNFT(Non-Fungible Token)コレクション」を2024年3月1日(金)から発売する。

これは2024年1月21日の京急ミュージアム開館4周年を記念して、同施設に収蔵している貴重な鉄道史料などをデジタルデータ化、コレクション化したものだ。

なお、同商品は2022年度から取り組むグループ内アイデア公募制度「ICHIRYU(一粒)」から生まれたアイデアが事業化された2例目となっている。





貴重なコレクションをデジタルコンテンツとして購入

今回購入できるものは、昭和5年(1930年)発行の「京浜電鐵・湘南電鐵の沿線案内」や昭和53年(1978年)発行の「けいきゅうインフォメーション No.6」、1000形1033編成ドレミファインバータ音源などの現在手に入れることのできない貴重なコレクションだ。唯一無二のデジタルコンテンツとして購入できる他、今回、小型自動販売機(カプセルトイ)を活用した販売のため、仮想通貨やウォレットの用意は必要なく、スマートフォンとLINEがあれば誰でも簡単にNFTを入手することができる。




▼京急ミュージアム開館4周年記念デジタルアーカイブNFTコレクション

発売日 3月1日(金)10:00から
発売場所 京急ミュージアム館内 小型自動販売機
発売価格 300円(税込)/回
発売数量 300個 ※無くなり次第終了
コレクション内容(予定) ・けいきゅうインフォメーション No.6(昭和53年発行)
・京急電鐵・湘南電鐵 沿線案内(昭和5年発行ほか)
・京急三浦ビーチセンターパンフレット
・ルトランカード(第2回「鉄道の日」記念)
・2000形車両ブルーリボン賞受賞記念乗車券
・1000形1033編成ドレミファインバータ音源
・フラップ式列車発車案内表示装置(通称:パタパタ)ムービー ~2022年2月引退記念特別ナイトツアー収録ver~ 
・旧駅名看板使用フォント(京急書体)
・けいきゅんミュージアム限定ポーズ
※販売内容は予告なく,変更となる場合がある。
※販売商品データは,一部のみとなる場合がある。
※すべて実物ではなく,データのみの販売となる。
※カプセルトイの性質上,中身を選ぶことはできない。
※いずれの商品も数に限りがある(売り切れの際はご容赦ください)。
※NFTの受け取り・閲覧には,スマートフォンおよびLINE公式アカウントのともだち追加が必要。
問い合わせ 京急ご案内センター
※受付時間9:00~17:00(年末年始は休業)
※営業時間は変更になる場合がございます。
購入方法 ・京急ミュージアム館内設置の小型自動販売機から購入(現金のみ)
・カプセルトイに封入された台紙上のQRコードをスマートフォンで読み込み
・案内にしたがって,LINEの公式アカウントをともだち承認・連携
・LINE上からNFTの入手とデータの閲覧可能

購入方法




京急ミュージアムについて

京急ミュージアムは「本物」を見て、触れて、楽しむをコンセプトに歴史的名車「京急デハ230形」を展示するなど各種展示や体験を用意している。

▼京急ミュージアム概要

名称 京急ミュージアム
住所 横浜市西区高島1−2−8 京急グループ本社1階 ※横浜駅東口から徒歩7分
開館時間 10:00~17:00(最終入場 16:30)
休館日 毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌日) 年末年始および特定日(予定)
入館料 無料 ※一部体験コンテンツは有料
入館方法 一部事前予約が必要。詳細はホームページにて確認できる。




KEIKYU ACCELERATOR PROGRAMリニューアルについて

2024年2月1日(木)にリニューアルした同プログラムは、新たな価値創出の中核となる「移動」と「まち創造」2つのプラットフォームの未来にむけた16のテーマを公開。スタートアップ企業をはじめとする多様なパートナーと新たな価値共創を目指し、常時募集・常時推進型のオープンイノベーションプラットフォームへと進化した。


募集テーマ

▼移動プラットフォームにおける重点テーマ

【移動1】:ライフスタイルの変化に応じたダイヤ転換および二次交通再編
【移動2】:インバウンド等観光アクセス強化および沿線目的地への流入促進
【移動3】:地域拠点・環境対応・防災など駅機能の高度化
【移動4】:回遊性を高める鉄道・地域資源のコンテンツ化
【移動5】:京急および沿線地域の魅力を伝えるブランディング推進
【移動6】:子育て世代等ターゲットを明確にした移動サービス展開
【移動7】:デジタル活用による高付加価値提供とさらなる効率化
【移動8】:デジタル活用による持続可能な次世代メンテナンスの促進

▼まち創造プラットフォームにおける重点テーマ

【まち1】:主要駅周辺での住働楽学が充実する大規模開発の推進
【まち2】:駅から広がる面的なまちづくりの推進
【まち3】:歴史的建物や公共施設等の地域既存ストックを活かしたまちづくり
【まち4】:デジタルとリアルが融合したまちづくり
【まち5】:水辺のライフスタイルの実現を通じた沿線イメージの確立
【まち6】:自然と共生した環境保全型のまちづくり
【まち7】:ワーク・観光・スポーツ等の多様な「住働楽学コンテンツ」の導入
【まち8】:子育て世代・外国人・高齢者等の多様性を尊重する地域コミュニティ構築



実績

▼KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA –NAKED XR TOUR-
京急電鉄と株式会社シナスタジアは、VRやAR技術を活用して横浜の魅力を発信する「KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA -NAKED XR TOUR-」を2021年12月から2022年1月まで,週末の定期運行ツアーとして実施した。

▼ヘリコプターを活用した「伊豆長岡温泉 京急ホテル」ヘリコプター移動つき宿泊プランを販売
京急電鉄と株式会社AirXは,ヘリコプターを活用した「伊豆長岡温泉 京急ホテルヘリコプター移動付き宿泊プラン」を2022年7月から販売を開始した。

▼三浦半島のバンライフの聖地化を目指しキャンピングカー拠点を開設
京急電鉄とCarstay(カーステイ)株式会社は、三浦半島の新たな車中泊スポットを共同で3か所開設。予約サイトにおいて上位の人気拠点に成長している。

▼三浦半島における空き家等を,クラウドファンディングを利用して再生
京急電鉄と株式会社エンジョイワークスは,葉山町にある古い蔵をリノベーションした宿泊施設「The Bath & Bed Hayama」の開業に向け、葉山女子旅きっぷの加盟店などとタイアップし参加型で宿づくりイベントを開催するなど、様々な人に宿づくりに参加してもらう事業モデルを構築した。

KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM公式サイトより
KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM:https://openinnovation.keikyu.co.jp/




キリフダについて

同取り組みは、シンシズモが提供するNFTに関わるユーザー体験をLINEで完結させるサービス「キリフダ」を利用している。同サービスはイベントの参加証明からチケットまでNFTの様々なユースケースを各社のホワイトラベル形成で提供しており、企業のNFT活用における切札となる。

キリフダ(公式サイト):https://synschismo.com/service/kirifuda

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ロボスタ編集部

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