株式会社ギークプラスは、トヨタ自動車の複数工場に搬送型AMRを導入したと発表した。現在、トヨタ自動車の工場では合計400台強のギークプラス製搬送型AMRが稼働しており、1システムあたり最大約200台規模での運用が行われている。
導入の背景と評価ポイント
人口減少に伴う労働力不足やトラックドライバーの労働規制への対応が製造業界全体の喫緊の課題となる中、トヨタ自動車においても工場内物流のさらなる自動化と効率化が進められている。
こうした取り組みにおいて、柔軟なオペレーション構築が可能なシステム設計や、現場スタッフの負荷を軽減できる点が評価され、ギークプラス製搬送型AMRの採用に至った。

導入効果~無人化・可視化・安全性向上を同時実現
今回の導入により、入庫からピッキング、加工エリアに至るまでの工程間搬送の無人化を支援している。従来、人が担っていた搬送業務をAMRが代替することで省人化や生産性向上に貢献するとともに、フォークリフトや牽引車が交錯するリスクを低減し、安全な職場環境の構築をサポートする。
また、AMRが走行データを蓄積することで、工場内における在庫の動きの可視化にも寄与している。
今後の展開
ギークプラスでは搬送型AMRおよびAGVの導入にとどまらず、保全教育や運用ノウハウの共有を通じた支援を行っている。同社は今後もトヨタ自動車の工場内物流の標準化に向けた取り組みを支援していく方針だ。
なお、同社の国内ロボット販売実績は4,000台強と業界トップクラスを誇り、多様な業種・業態の物流現場において生産性向上と省人化を実現してきた実績を持つ。

