メタバース空間でご供養「メタバース霊園 風の霊」ティザーサイト公開 社会的な背景と課題に対応 HIKKYとアルファクラブ武蔵野

HIKKYは、冠婚・葬祭・互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開するアルファクラブ武蔵野が2024年9月より開始する、メタバース空間での供養を可能にした「メタバース霊園 風の霊」を、HIKKY独自のWebメタバース開発サービス「Vket Cloud」を用いて開発・制作したと明らかにした。

2024年8月2日から9月の本サービス開始に先駆け、サービスの一部を紹介したティザーサイトと公式Xも開設した。


お墓に関する悩みも社会問題化、より深刻に

近年、葬儀や供養の形は大きく変化している。新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで主流だった一般葬から、近親者のみで執り行う家族葬が台頭し、それにより供養の場に立ち会う機会が減少している。また、核家族化や少子高齢化による、無縁墓の増加など、お墓に関する悩みも社会問題化している。こうした課題は年間死亡者数がピークを迎える2040年多死社会に向け、さらに深刻化することが想定される。

自宅葬儀、会館葬儀、家族葬儀と時代のニーズに沿った葬儀や供養の形をいち早く提供してきたアルファクラブ武蔵野では、こうした社会的な背景や課題に対応できるサービスとして、「メタバース霊園 風の霊」の開発を2023年1月より開始。本サービスの開発には、HIKKY独自のWebメタバース開発サービス「Vket Cloud」を採用したことによって、パソコンやスマートフォンなどを介して、いつ・どこからでも故人の供養に参列することができるようになり、減少した供養の機会創出や、お墓に関する悩みを解決する一助として役立てられるとしている。

今回、メタバース空間の基盤技術として採用されたVket Cloudは、ブラウザ対応でありながらリッチな描画表現が可能で、マルチプレイやボイスチャットにも対応しているほか、独自のサーバ機能を追加するなどフレキシブルな開発にも対応している。



「メタバース霊園 風の霊」の特徴



いつでもどこでも故人様を偲ぶことができる

お墓が遠方にあり、なかなかお墓参りに行けない人であっても、メタバース霊園ならパソコンやスマートフォンを介して、いつでもどこでも故人様を偲ぶことができる。

故人を思い出すことができる空間

霊園内には故人の思い出の写真や動画、音声データが保管できるマイルームがあり、遺族や参列者様同士で思い出を共有することができる。「ここに来ればいつでも大切な故人様に会える」そんな空間を提供する。

遺族を支えるコミュニケーションの場

チャットや音声での会話が可能なため、参列者とのコミュニケーションを通して、遺族の心のケアを行うことができる。

終活の準備として

自身のマイページを事前に準備することも可能なため、お世話になった家族や友人にメッセージを残す場としても活用することが可能。

ペットの供養にも

人だけでなく、大切なペットを供養するお墓としても利用が可能。

ティザーサイト開設、Xで開発進捗も配信

サービス開始に先駆け、ティザーサイトでサービス内容を紹介、近日公開予定の体験コーナーでは、いち早くサービスの一部を体験できる。また、公式Xでは開発秘話や解禁情報もチェックできる。


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ロボスタ編集部

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