JTBとSkyDriveが「空飛ぶクルマ」の事業化で連携協定を締結 観光サービスに活用して地域活性化へ

「空飛ぶクルマ」の開発とドローン関連サービスを提供する株式会社SkyDriveは、株式会社JTBと、空飛ぶクルマを活用した新しい観光価値の創出に向けた連携協定を締結した。
将来的には、空飛ぶクルマを活用した観光サービスを、地域企業や自治体に導入してもらい、地域活性化に寄与することを目指す。


連携協定の目的

SkyDriveは「日常の移動に空を活用する」未来を実現するため、空飛ぶクルマを開発している。大阪・関西万博においては、空飛ぶクルマの2地点間での運航事業者に選定されている。また、JTBは「交流創造事業」を事業ドメインとし、さまざまな人流・物流・商流の創造による交流人口の拡大を通じて、地域や観光事業者の課題解決を支援している。

このたびの連携を機に、SkyDriveが持つ空飛ぶクルマに関する知見やデータと、JTBが持つ商品企画力や全国ネットワークを用いた事業化の検討を開始する。

これにより、訪日インバウンドを含めた国内旅行において、空飛ぶクルマの遊覧や、空を活用した効率的な観光地巡りなど新しい観光体験を創出できるとしてる。そして、そのサービスを地域企業や自治体で活用し、地域活性化につなげることを目指す。


連携協定の内容

1.空飛ぶクルマの社会実装により、地域のより良いまちづくりへの取り組みを支援。
2.日本国内における空飛ぶクルマ事業のビジネスモデル構築を目指す。
3.空飛ぶクルマを活用した高付加価値商品の開発(訪日インバウンド含む)および新しい観光体験の創出を目指す。


連携協議事項

以下の詳細を検討していく。

1.将来における空飛ぶクルマ事業成立のためのマーケティング
2.事業成立の可能性のある地域の選定
3.空飛ぶクルマの事業モデル構想
4.自治体の社会受容向上と実装支援
5.企業の空飛ぶクルマ事業参画へのコンサルティング


両社の役割

SkyDrive
・空飛ぶクルマの事業企画や事業開発に係る知見およびデータ、情報の提供
・機体、運航、整備情報の提供
・自治体、企業との接触、情報収集や折衝
・ビジネスモデル設計

JTB
・エリア開発(ポート運営、周辺事業開発含む)、商品企画(遊覧、インバウンド、2地点間移動中心)に向けた収益性および市場性などの検討
・戦略的エリア(自治体など)への事業連携
・社会受容、ビジネス性向上に向けた自治体、企業などの支援

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ロボスタ編集部

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