米国Lily Roboticsが製品化を進めていたセルフィードローン「Lily」。今回、同社は資金難で製品化を断念したことを明らかにした。
Lilyは、操縦のためのコントローラーを必要としないクアッドドローン。付属の小型のコントローラーはユーザーの位置を把握するためのもので、操作はドローン本体を空中に投げるだけ。自動的にホバリングを開始し、ユーザーの動きを把握して追尾して撮影できるというものだった。
さらに本体は防水で水中に落ちてもそこから離陸もできるという画期的なもの。
トラッキングのためのコントローラーも防水ケースに入れればどこでも使える。
まさにカメラの進化、再発明というスタンスのプロダクトだっただけに今回のプロジェクト断念のニュースは残念だ。
動画を見ていると製品化されていれば魅力的なドローンのひとつであっただろう。
なお、今回クラウドファンディングで集めたお金は今後60日間で返金すると発表されている。
3,400万ドル集めて製品化できなかったというのもなかなか不思議な気がします。新たな資金調達ができなかったため会社をたたむということですが、あといくら必要だったのでしょうか・・・。




