ロボスタ読者の皆さんがハッカソンといったらどのようなものを想像するでしょうか。
参加者を盛り上げる名物司会者。眠い目をこすりながら見る朝日。プレゼン中に限って固まる機材。それとも、懇親会でピザとビールにまみれて帰りの電車で泥のように眠る姿でしょうか。
ロボスタでも今までに数多くのハッカソンの様子をお伝えしてきましたが、こんなハッカソンを見るのは初めてかもしれません。
それが今月22日24時55分からメ~テレで放送されるハッカソンイベント「メイキン クエスト」です(メ~テレの放映地域以外では27日よりGYAOで閲覧可)。
この番組は名古屋テレビあらためメ~テレの55周年を記念し、地元のものづくりを盛り上げようと企画された番組です。参加者のもつスキルを衣装で分類したり、提供APIをアイテムに例えたりと、ファンタジー物のRPGのような世界観でハッカソンを作り上げています。ハッカソンのテーマは「古より伝わる匠の技『伝統工芸』を最新技術でハックし、人を笑顔にするおみやげを作る」というもの。
提供された各種素材や機材とネタ元の伝統工芸品。「芸能人」の個性をうまく利用して、優勝をさらうのはどのチームなのか?
自分が参加しているハッカソンではなかなか他の参加者の作業風景をじっくり見る余裕はないので、提供素材やAPIを「自分ならこう使う」、「こんな使い方するのか」と思いながら見てみるのも面白そうですね。
(愛知・岐阜・三重以外でも27日からGYAO!で配信されます。)
僕はこう思った。
自社の55周年記念番組の題材でこんな筋書きのないドラマを題材に選ぶセンスはちょっとすごい。
出演された芸能人の方や一般参加者の皆さんだけでなく、「ハッカソン」をハックしてエンターテイメントに昇華したメ~テレさんの番組を堪能してください。
審査にさえニュースリリースになるような技術を使っています。