2018年5月29日、ロシアのYandexがロシア語のAI音声アシスタント「Alice」を搭載したスマートスピーカー「Yandex.Station」を自社ブログで発表した。
今回発表された「Yandex.Station」は、ロシア市場向けの最初のスマートスピーカーだという。
また単なるスピーカーではなく、フルビデオストリーミング機能を持つことも特徴になっている。HDMI出力を搭載しておりTVに繋いでおけば、Aliceに音声で指示することで、様々な映像コンテンツをTVで再生することができる。
Yandex.StationとAliceを拡張するためのスキルプラットフォーム「Yandex.Dialogues」も同時に発表された。Alice向けのスキルを簡単に作成できるように設計されているという。3ヶ月間のベータテスト期間中に数百の開発者が実際に対話スキルを構築したという。
今年の夏に発売予定となっている。気になる価格だが、9,990ロシアルーブル(およそ160ドル、17,250円)と、Amazon EchoやGoogle Homeに比べて若干高い。
Yandex.Stationのオーナーは「Yandex.Plus」と呼ぶ月額169ロシアルーブル(2.75ドル)の有料サービスが1年間無料になる。Yandex.Plusの加入者は音楽ストリーミングサービスのYandex.Musicなどが利用可能になったり、買い物時の送料が無料になるなどAmazon Primeに似たイメージとなっている。