株式会社GA Roboticsは、2026年11月11日から13日まで幕張メッセ(1~3ホール)で開催される「NexTech Week 2026[秋] 第1回ヒューマノイドロボットEXPO」に出展する。
同社はUBTECH製ヒューマノイドロボットの日本正規代理店として、販売・導入支援・保守を提供している企業だ。小間番号は17-60。
最大の見どころは、車輪型ヒューマノイド「Cruzr S2」の実演である。青い箱を所定の位置へ運び、丸棒部品をつかんで治具にはめ込む作業を行い、そのときCruzr S2のカメラが捉えている映像をLEDモニターへリアルタイムで映し出す。ロボットが何を見て、つかみ、運んでいるのかを、ロボット自身の目線で確かめられる展示だ。
同社は、ヒューマノイドロボットが「動くところを見て驚く」段階から、「自社の現場で使えるか、導入後も任せられるか」を見極める段階に入っているとみる。今回のブースでは、受付・案内向けのWalker C1、搬送・作業向けのCruzr S2、研究開発向けのWalker Tienkungの3機種を実機で並べ、用途ごとの大きさや動き、運用までを1か所で比較できる。
LEDモニターには、Cruzr S2のカメラ映像がそのまま表示される。青い箱や丸棒部品を見つけ、2指グリッパでつかみ、運んだり治具にはめ込んだりするまでの間、ロボットの目にどう映っているのかを実機の動きと見比べられる。
Cruzr S2:つかんで、運んで、治具にはめ込む

Cruzr S2は、車輪で自律移動するヒューマノイドロボットである。ブースでは、片手の2指グリッパを使った2つの作業を実演する。1つは青い箱をA地点からB地点へ運ぶ搬送。もう1つは、丸棒部品をつかみ、ガイド付きの穴や三角コーン状の治具にはめ込む作業だ。今後は、ねじ程度の小さな部品への対応も進める計画という。
自社の作業を同じ手順で学習させられるかについても、実演を見ながら相談できる。用途としては、工場や倉庫での荷物の搬送、仕分け・組み立て、ピッキング、施設案内・受付、遠隔コミュニケーションなどを挙げている。メーカー仕様として示された数値は次のとおり。
幅0.8mの通路でも±170°回転する
0~1.8mの作業空間で15kgの荷物を扱える
稼働時間は約8時間
Walker Tienkung:LLMで対話し、上半身で応える研究開発プラットフォーム

Walker Tienkungは、大学・研究機関や開発者に向けたリサーチグレードのプラットフォームだ。ブースでは、来場者がスツールに座って話しかけると、あいまいな指示を解釈して上半身で動作する様子を見られる。
オープンソースのアーキテクチャを採用しており、構成は「音声・視覚拡張版」と、5指デクスタラスハンドと力覚センサを備えた「音声・視覚+身体AI操作拡張版」から選べる。AI・制御アルゴリズムの開発、教育・実習、案内・接客などに向くとしている。
Walker C1:受付・案内を実物大で体感

Walker C1は、人間規格のフォルムを持つフルサイズのヒューマノイドサービスロボットである。ブースでは定位置に立って受付と会話を担当するため、商業施設の受付や案内で使った場合の大きさと距離感を実物で確かめられる。
1日3回、専用のダンスゾーンでワルツも披露する。安全のため、ワルツの間は来場者がブース内に入れず、通路からの観覧になる。商業サービス、文化・エンタメ、都市安全、教育・研究などでの活用を想定する。ブースは3辺が通路に面した角小間で、どの方向からでも立ち寄れる。3機種のチラシは、展示会公式サイトの同社の出展社ページからダウンロードできる。
販売から保守まで導入後もまとめて相談可能
保守は、同じ経営陣が運営し、ITインフラ保守で累計5万台の実績を持つ株式会社グリットアーツと連携し、全国約300拠点のロボットパートナー網で対応する。販売から導入支援、保守までを一貫して担うため、検討段階から導入後の運用まで、ブースでまとめて相談できる。
開催概要
展示会名:NexTech Week 2026[秋] 第1回ヒューマノイドロボットEXPO
会期:2026年11月11日(水)~13日(金) 10:00~17:00
会場:幕張メッセ 1~3ホール
小間番号:17-60
来場:事前登録制。登録後に来場者バッジを印刷して持参すると、当日スムーズに入場できる

ロボスタオンラインセミナー情報
ロボスタでは、国産のヒューマノイドや四足歩行ロボットの開発・量産を目指すHighlandersの増岡宏哉CEOをお招きし、オンラインセミナー「国産ヒューマノイド『N』量産と知能化への挑戦 Highlandersが描くフィジカルAIと実世界データ戦略」を10月22日(木)に開催します。

Highlandersは、三菱自動車の工場で活用するヒューマノイドロボットの共同開発と、京都製作所京都工場におけるHighlanders製品の量産化について協議を進め、2027年の早い時期の生産開始を検討しています。
また、ロボットを製造、物流、インフラなどの現場で稼働させ、視覚、力覚、触覚、遠隔操作などの実世界データを蓄積。そのデータを独自のフィジカルAI基盤モデルの学習に活用し、進化したAIを再びロボットへ展開する「データフライホイール」の構築を掲げています。
セミナーでは、国産ヒューマノイドの社会実装と量産、日本発のフィジカルAI産業の可能性などについて深掘りしていきます。ぜひご参加ください。
詳しくはこちら
■自民党ロボット議連・山田太郎事務局長が語る『日本のフィジカルAI開発戦略』
日本はフィジカルAIでどう勝つのか。ロボット基盤モデル、VLA、実世界データなどの技術動向から、国家戦略の実行ロードマップまで。技術と政策の両面から読み解く85分間。
ロボスタでは、米PTCでの勤務や製造業向け企業の経営経験を持ち、現在はロボット議員連盟の事務局長としてAIロボティクス政策を推進する参議院議員・山田太郎氏をお招きして、オンラインセミナー「日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~」を11月13日(金)に開催します。

日本が強みを持つ産業用ロボットや製造業、部品・制御技術を、ロボット基盤モデルの開発や実世界データの収集・活用にどう結びつけ、国際競争力を高めていくのか。
政府が掲げる「AIロボティクス戦略」、経済産業省の「GENIAC」、国産マルチモーダル基盤モデル開発プロジェクト「FRONTia」などについても掘り下げます。
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■Honda「P2」「ASIMO」の開発者、竹中氏が登壇
日本では約30年前から、人と共存するヒューマノイドの研究開発が進められてきました。その象徴的な存在が、Hondaの「P2」と「ASIMO」です。2026年4月には、その歴史的な技術的功績が評価され、「P2」が「IEEEマイルストーン」に認定されました。
ロボスタでは、Honda「P2」「ASIMO」の開発を中核で担った竹中透氏をお招きし、オンラインセミナー「Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来」を2026年11月25日(水)に開催します。

当時のヒューマノイド開発の舞台裏と、そこから生まれた技術や開発思想、試行錯誤やブレークスルーについてお話しいただきます。
また、フィジカルAIによってヒューマノイドが再び世界的な注目を集める中、今後の技術進化や未来展望についても議論します。
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