NTTドコモ、コミュニケーションデバイス「petoco(ペトコ)」を発表! 2017年夏よりトライアル販売開始

NTTドコモは、フォーティーズ株式会社と共に、コミュニケーションデバイス「petoco(ペトコ)」を共同開発したと発表した。



「petoco」は高さ約16cm、幅約13cm、奥行き約13cm、重さ約355gで、手の平大のサイズ。テーブルライトのような見た目をしており、内側から光を照射することで、外装に映像やキャラクターの顔などを映し出すことができる。OSはAndroidで、カメラ・スピーカー・マイク・フルカラーのLEDが備わっている。Wi-Fiによるインターネット接続が可能で、宅外にいるスマートフォンを持つ家族間、又は「petoco」を介在して宅内の家族間で、テキスト・静止画・動画によるメッセージのやりとりやビデオチャットができるという。


外出先からスマホでメッセージを送ることができる

PUXの顔認識「Face U」が使われており、この顔認識により、あらかじめ家族の顔を登録しておくことで、目の前に誰がいるかを理解し、特別な操作をすることなく、家族それぞれに必要なメッセージなどの情報を提供することが可能だ。

上の動画でもある通り、「petoco」は音声での操作が可能なため、文字入力などが難しい子どもでも利用することができる。音声認識にはフュートレックの技術が用いられている。さらに、簡単な雑談に加えて、誕生日や記念日などの家族に関する情報を登録しておけば、それらに応じたコメントを「petoco」が話しかけてくれる他、タイマーやアラームなどの時計機能も備わっている。

ドコモは、「自然対話プラットフォーム」をはじめとして、音声認識、画像認識やメッセージングなどの技術を活用し、宅内のコミュニケーションをサポートするデバイスプラットフォームを新たに開発した。これにより、デバイスとスマートフォン間でのテキスト、ビデオチャット等のコミュニケーション機能やデバイスとの音声対話機能などが可能となる。今回、このプラットフォームをフォーティーズにライセンス提供し、「petoco」に活用する。

なお、「petoco」は、2017年夏に、フォーティーズより、トライアル販売される予定。フォーティーズ(http://www.forties.co.jp/)は、今年3月に設立されたばかりのスタートアップ企業。代表の川添貴之氏は、シャープやヤフージャパン、Baiduなどを経て、2010年にはコミュニケーションアプリ「Eyeland」の開発・運営を行う「オーシャンズ株式会社」を設立、その後2015年に事業譲渡を行なった経歴をもつ。

価格や発売日についての詳細はまだ発表されておらず、後日フォーティーズより告知される予定だ。

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ロボスタ編集部

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