音声合成のエーアイ社、同分野の欧州最大手アカペラグループ社との協業を発表 多言語音声合成エンジンをロボットにも

音声合成エンジン「AITalk」を開発・提供する株式会社エーアイは、多言語音声合成エンジン提供において、欧州最大手の音声合成企業「Acapela Group」と協業契約を締結することを本日発表した。

アカペラグループ社はベルギーに本社を置き、フランス、スウェーデンの事業所を拠点にヨーロッパで音声合成事業を展開している。交通、ロボット、スマートフォン、ウェブサービスなど幅広い分野に音声合成技術を提供するヨーロッパ最大の音声合成企業だ。

エーアイ社は今回の協業に至った背景として訪日観光客の増加をあげている。2016年度には前年度比16.2%増の2,482万3,000人だった外国人訪日客を、2020年の東京オリンピック開催年には4,000万人にする目標を政府が掲げており、また2016年末の在留外国人数は、前年末に比べ6.7%増加しているのだという。

エーアイ社に対しても外国語の音声合成エンジンに関する要望や問い合わせ件数が年々増加しており、これらに対応するためにアカペラグループ社と協業し、同社の多言語音声合成製品の日本総代理店となることを決めたとしている。

ただ、エーアイは、すでに「AITalk International」という多言語の音声合成のパッケージを持っており、一見すると製品が被ってしまうのではないかと感じる。しかしエーアイ社がこれまで提供してきた同製品はPCへのインストール型であり、他の製品に組み込む事はできない。

一方、アカペラグループ社が提供する多言語音声合成製品は、クラウドサービス、大型・小型リソースへの組み込みが可能なため、今後ロボットやIoTデバイス、サイネージなど、あらゆる製品に34ヶ国語以上の音声合成エンジンを組み込んで行くことができるようになるという。この度の協業により、エーアイはアカペラグループ社の日本総代理店として、アカペラグループ社の多言語音声合成製品の日本国内における独占販売権を獲得する。

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ロボスタ編集部
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